4月24日 ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ(1990年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1990年のこの日、地上600キロメートルの大気圏外から宇宙を観測する「ハッブル宇宙望遠鏡」が、スペースシャトル・ディスカバリー号によって打ち上げられました。

長さ13.1メートル、重さ11トンの筒に直径2.4メートルの鏡を収めた反射望遠鏡を、そのまま宇宙に打ち上げたもので、地球大気のゆらぎの影響を受けずに観測できるため、非常にシャープな天体の画像が得られるのが特徴です。

  ハップル宇宙望遠鏡の放出 photo by gettyimages

皆さんも1度はハッブル宇宙望遠鏡による美しい天体画像をご覧になったことがあるかと思いますが、じつは、打ち上げ直後に主鏡の不具合が判明し、観測開始から数年はピンボケ写真しか撮ることができなかったそうです。

ミスによる不具合は、天体の光を集める鏡の端が設計よりわずかに歪んでいたことで、この誤差により分解能が発揮できなかったとういことでした。それでも大気中で生じる星像の揺らぎが生じにくいため、地上の望遠鏡よりはるかに高い分解能を有していたということです。

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  ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された渦巻き銀河NGC4414 拡大画像は上写真がこちら下写真がこちら photo by gettyimages

打ち上げから3年後の1993年に、スペースシャトル・エンデバー号によるミッションで宇宙飛行士が望遠鏡を訪れ、修理を施すことによって、ようやく設計通りの性能を発揮することができるようになりました。その後も、数々のミッションで調整や修理を受け、数々の成果を収めました。

  1993年の修理の様子。飛行士の後ろにある地球の姿にも驚きです 拡大画像はこちら photo by gettyimages