4月20日 国鉄が全線にATS設置(1966年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日、国鉄は在来線全線で「ATS(自動列車停止装置)」の設置を完了しました。

ATSは、automatic train stop の略で、運転士の信号誤認による事故防止を目的としたものです。信号機が停止または警戒を示しているとき、その手前にある地上装置の上を列車が通過すると、列車運転室の赤色灯が点灯してブザーが鳴りはじめ、所定時間内に制動操作をしない場合、自動的に非常ブレーキがかかるという仕組みでした。

なお、この装置の機能をさらに拡張したものが、「ATC(自動列車制御装置)」です。こちらは、ただ非常ブレーキをかけるだけではなく、信号や前の車両との間隔に応じて、速度を自動で調整する機能を備えた装置です。

ATS自体も改良が重ねられ、現在ではP形という(ATS-P形、会社によって呼称は異なる場合もある)細かい規制を指示できるようになり、一部ではATCと近いレベルのタイプまで現れています。

【写真】ATS機器が搭載されている列車の運転台
  列車の運転台。左側にある表示からATSの機器類であることがわかる。コントローラー(手前のハンドル)にもP型(形)の表示 photo by gettyimages