だらだらと飲食し続けると
虫歯になりやすい

虫歯リスクが高まるのは、口の中に虫歯菌の餌になるものが常にある状態。

「だらだらと長時間飲食したり、間食の頻度が高かったりすると、口の中を常に酸性にし、歯が溶け出す脱灰が起こりやすい状態が続くため、再石灰化が起こらず虫歯になりやすくなります」(ユニゾン・デンタル・オフィス 麻生先生)
 

奥歯治療の主流は、
銀歯からレジンへ

前歯など見えやすい部位の治療に使われるレジンは、歯に良く接着する白い材質。銀歯に比べ強度が低いため、強い力のかかる奥歯には使われませんでした。しかし最近は強度が向上し、奥歯にもレジンが使われるように。

「小さな虫歯であれば保険がきいて白い材質で強度もあるのに、実は銀歯よりも普及していません。それは、レジンが歯医者さんにとって手間のかかるものだから。レジンは銀歯と違って、時間がかかるうえ、正確な治療には技術が必要なのです。少しずつ普及するでしょう」(田代歯科医院 田代先生)
 

【COLUMN】
古今東西「歯痛の歴史」

「錨噛みの小絵馬」
願掛けの絵馬が広まった江戸時代、東京の日枝神社に奉納されていた絵馬。ゆらぐ歯を船にたとえ、錨を噛んで止める意味が込められているとか。
協力/神奈川県歯科医師会 歯の博物館

古くは紀元前のローマに、浣腸をしてあごを温め毒蛇を漬けた酒を口に含む、狂犬病で死んだ犬の頭を焼いた灰を耳に詰めるなど、治療法とは言い難い記録が残っています。決定的な治療法がないのは江戸時代になっても変わらず、庶民は神仏への祈願やまじない、鍼灸、生薬、家伝薬や漢方医学になど頼り、歯痛封じを祈願する社寺はあちこちにあった。
 

当てはまる数が多いほど要注意!
虫歯、歯周病リスクチェック

虫歯も歯周病も細菌が原因となって起こる病気。細菌の繁殖しやすい環境を改め、毎日のセルフケアに力を入れよう!

□ 夜、歯磨きをしないで寝てしまうことがある
□ 寝ているとき、口呼吸をしている
□ 歯並びが悪い
□ かぶせものや詰め物が多い
□ 甘い物をよく飲み食いする
□ しばらく歯医者さんに行っていない
□ 仕事や家事の合間に、ちょこちょこ間食する
□ デンタルフロスを使っていない
□ 歯ブラシを3ケ月以上交換していない
□ 歯間に食べ物が挟まりやすい
□ 口が臭い
□ 歯の表面を舌で触るとザラザラする
□ 歯磨きで出血する
□ 歯ぐきが赤く、腫れぼったい


●情報は、FRaU2019年5月号発売時点のものです。
Photograph:Masahiro Tamura(FREAKS) Styling:Rina Taruyama Hair&Make-up:Megumi Kato Model:Kurumi Emond Illustration:Juriko Kosaka