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# 医療費

市販薬よりおトク?花粉症にきく「舌下免疫療法」のメリット

気になる値段とその効果
春になると猛威を振るう花粉症にお悩みの方も多いのでは? そんなあなたに朗報です。『ほったらかしでもなぜか貯まる!』などの著書があるファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが、花粉症のつらい症状の根治を目指す「舌下免疫療法」について、金銭的な側面含め、わかりやすくご紹介します。

文・構成/星飛雄馬

舌下免疫療法なら薬がいらなくなる

皆さんこんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。

いよいよ春到来。寒さも和らぎ、気持ちも日々明るくなってきますが、困ったこともあります。そう、春の訪れと共に、花粉症のシーズンもやってくるのです。

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実は、私も花粉症の症状があり、春は大好きな季節でありながら、同時に悩ましい季節でもあります。そこで、私は思い切って昨年から、花粉症の治療に取り組むことにしました。

今回は、私の実体験を踏まえ、花粉症の根治療法とされる「舌下免疫療法」をご紹介するとともに、治療にあたってかかる費用など金銭的側面も、解説できればと思います。

 

花粉症の治療には、対症療法と、根治療法の二種類があります。対症療法とは、花粉症による、くしゃみ、鼻汁、鼻づまりといった症状を、内服薬や点鼻薬によって抑えるというものです。この場合、症状が続く限り、薬を服用し続けることになります。

それに対して、根治療法は、花粉症の原因となるアレルギー症状を改善する治療法のことです。アレルギー症状が改善すれば、薬の服用も不要になります。

今回ご紹介する舌下免疫療法は、スギ花粉のエキスが入った薬を、舌の下に投与するというものです。2014年から、舌下免疫療法が健康保険適用になったこともあり、以前と比べ比較的リーズナブルな価格で受診できるようになったため、近年注目が高まっています。今回はスギ花粉についてご紹介しますが、ダニに対するアレルギー症状についても同様に保険適用で治療することができます。

舌下免疫療法は、通常、スギ花粉のシーズン中に治療は始められず、シーズンが終わった6月ごろに始めるのがベストと言われています。厳密に6月にスタートする必要はありませんが、遅くとも、12月ごろまでには治療を開始しておく必要があるようです。

そのため、私も昨年7月から治療を開始しています。先を見据えた話ではありますが、今年6月ごろから舌下免疫療法を始めれば、来年の花粉のシーズンは楽になる可能性があります。

まずは、アレルギー検査から

舌下免疫療法を保険適用で受診するためには、まず花粉アレルギーの有無を検査する必要があります。この検査にかかる費用は、およそ5000~6000円程度です。

私の場合、検査によって、スギ花粉のアレルギーがあることが分かり、保険適用で舌下免疫療法を受けられることが分かりました。

舌下免疫療法を始める以前、私は花粉の季節になると、対症療法として、症状を抑える薬を飲んでいました。私は花粉以外でも、恒常的にアレルギー性鼻炎の症状があり、それらの症状を抑える薬をもらうための診察費を含め、1回あたりおよそ2000円の医療費がかかっていました。

これらの薬は、症状の悪いときだけ服用していたので、毎月薬をもらっていたわけではありません。合計すると年間で6000円程度の医療費を支払っていました。

ただ、金額はともかく、対症療法の薬では、症状は軽くなりますが、完治するわけではありません。特に花粉が多い年になりますと、薬を飲んでも症状を抑えきれず、苦しい思いをすることもしばしばありました。

もう、こんな苦しい思いはしたくない。それが今回、舌下免疫療法を試してみようと思った、大きな理由でした。