4月17日 日光杉並木が完成(1648年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1648年のこの日、徳川家康をまつった日光東照宮へと通じる杉並木、日光杉並木が完成しました。この日は、家康の命日にあたり、家康に仕えた松平正綱が紀州から取り寄せた苗木を植樹して寄進したものです。

1624年に、松平正綱が杉苗を奉納したことに始まり、植樹は24年にわたって続きました。正綱が寄進し、その子の正信が植えた杉は1万5000本を数え、植樹から400年近く経った現在でも約1万2500本が茂っています。

現在の栃木県今市市から日光市にかけて連なる35キロメートルの杉並木は、国の特別天然記念物に指定されており、世界最長の並木道としてギネスにも登録されています。

ちなみに、この季節たくさんの人を苦しめるスギ花粉症が日本ではじめて報告されたのも、この杉並木の近くにおいてのことなんだそうです。この地域では、昔から原因のわからない季節性の鼻炎が発生していたそうで、おそらく杉並木によって引き起こされたものだと考えられています。

杉並木を見学に行かれる際には、くれぐれもマスクをお忘れなく。

【写真】
  日光杉並木の景観 photo by iStock

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