4月12日 パンの日

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

日本で初めてパンが作られたのは1842年の4月12日だといわれています。

伊豆韮山の代官であり、軍学者でもあった江川英龍(えがわ・ひでたつ)は、長崎のオランダ屋敷で製パン技術を覚えた人物からパンの製法を学び、自宅に作った窯で、この日、はじめてパンを焼きました。

この日を記念して、全日本パン協同組合連合会が、1983年にパンの日を制定しました。製パン業界では、英龍のことを「パン祖」と呼んでいるそうです。

江川英龍は、韮山の反射炉、品川台場の築造、戸田(へだ)の造船、種痘の実施、鋭音号令「気ヲ付ケ、前へナラエ、捧(ささ)げ銃(つつ)」の考案など、なかなかのアイデアマンだったそうです。その豊富な知識が幸いしてか、異例の昇進を重ねて幕閣入りまで果たしました。海防の重要性も進言しており、パンについても、兵糧食として興味を持っていたようです。

なお、江川家は平安時代以来明治維新にいたるまで38代続いた家柄で、代々の当主が太郎左衛門を名乗りましたが、一般的に江川太郎左衛門といえば、英龍のことをさすことが多いようです。

【写真】色々なパンが店先に並ぶ
  今ではすっかり生活に根付いているパン photo by iStock

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