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Airbnb(エアビー)が「芸大と手を組む」のには深いワケがある

じつはメルカリもシャープも!
長田 英知 プロフィール

アートの新しい可能性を開く

京都造形芸術大学との提携におけるもう一つの大きな取り組みは、 同大学の学生・卒業生等による芸術作品をAirbnbに掲載されている宿泊施設に飾るという取り組みです。

目的の一つは、ホストが選んだアート作品によってホストとゲストがコミュニケーションを交わし、ゲストが芸術作品に囲まれながら暮らすように旅することができる環境を提供することです。筆者が以前、ハロウィンの時期に横浜の元町商店街に遊びに行ったとき、「元町ハロウィンウィーク」というイベントが行われていたことがあります。これは街全体をギャラリーに見立て、個性あふれるアート作品を探しながら買い物を楽しんでもらおうと、商店街のショップに学生の様々なアート作品を飾るという企画です。

 

学生アーティストやまだ有名になっていないアーティストにとって、 自分の作品を公に発表する場が限られているのが現状です。そこで京都造形芸術大学に所属している学生の作品をAirbnbのリスティングに飾ることで、学生は作品を複数の人の目に触れる場所に展示することができ、ホストは部屋のインテリアをより素敵なものとすることができます。 また宿泊したゲストは、滞在中に作品を楽しむだけでなく、その作品を気に入ったときには購入もできるような仕組みづくりができないかという検討を現在進めています。

Airbnbの創業者の一人であるネイサン・ブレチャージクは過去のインタビューで「Airbnbは誰もがマイクロアントレプレナーになれるチャンスをもたらす」と話しています。Airbnbでホームシェアや体験を提供するだけでなく、様々なジャンルの人々が直接的・間接的にAirbnbに関わることで、新しい可能性を切り開けるのではないか。

京都造形芸術大学との今回の取り組みで学生アーティストの皆さんとともに議論していきたいと思っています。