勉強に関しては、さらに厳しかったという。

小6のある日、近所の中学生にからまれて、いきなり殴られたこともあった。

「僕は顔がパンパンに腫れました。それを見た母親はある日、『受験に失敗したら、〇〇校に入れるよ』と言ったんですよね」

〇〇校とは、SHOCK EYEさんが殴られた彼らが通う中学だった。母親の言葉が恐ろし
くて、必死で勉強したという。

「入試が近づき、僕は3校受けました。そうしたら、最初の2校が立て続けに受かったんです。最後の受験は、集中できなくてダメでしたが、2校受かったうちの、東京にある学校は有名な進学校。僕なりにいい結果だと思っていました。
  
それなのに、母親は『お兄ちゃんが(過去に)落ちているからお祝いするのは控えましょう』と言ったんですよね。さらに『受かったことを家で話題にするのはやめよう』とも言いました」

SHOCK EYEさんは3年間勉強してようやく合格したことを、家族に祝ってもらえないままだった。それがとても寂しかったというのも当然だろう。

「しかも、入学祝いは英和辞典と和英辞典! うちの親は僕にどれだけ勉強させるつもりなんだ……と心底がっかりした記憶があります」

子供時代の辛い経験があるからこそ、同じ悩みを抱える若い人たちを支えたい。photo by Naoto Otsubo

「家族についての悩みを相談してくれるみんなの気持ちにはすごく共感できるし、自分がクリアできた方法を必要な人に伝えられればと思っています」

もちろん、「パワースポット」と呼ばれるものについてなにか科学的根拠があることはない。ただ、そこに行くだけで気持ちが落ち着く、元気になれる。それはとても素敵なことだろう。SHOCK EYEさんは、自身が当初は戸惑いながらも「求める人々」がいるのなら自分がちゃんと「求められるに足る人になろう」と活動してきた。そして、たくさんの人を元気にしてきた。それは、子どもの頃に寂しい思いもし、心の痛みが分かるからこそできるのかもしれない。

これまでは音楽でファンを勇気づけてきたけれど、今後はそれに留まらずより多くの人を勇気づける「お守りのような」存在になりたいと語る。SHOCK EYEさんの挑戦はまだ始まったばかりだ。

最近運気が下がり気味と感じている人は、素直な心で手にとって、運気アップしてみては?