最新刊では、そんな彼の習慣や気づきがまとめられている。誰でも簡単に始められそうな習慣が多いところがいい。中でもユニークなのは「スマホの画面に、ヒビが入ったらすぐに修理する」というもの。

「スマホの画面にヒビが入ると、画面を見るたびにちょっとだけイヤな気分になるでしょう。それなのに、ヒビが入ったまま使い続けている人をたまに見かけます。スマホは1日に何度も見るもの。1日何度も、小さなイヤな気分が積もって大きくなっていく。僕はそれこそイヤだなと思って、ヒビが入ったらすぐに修理にだすようにしています。

他の人からは、神経質で変なことをしているように見えるかもしれません。でも僕は、心の中の小さなノイズをできるだけ取り除いたほうが、穏やかな日常を過ごせると気づいたんです」

みんなを勇気づける存在でいたい

旅先で訪れる神社の写真をSNSでアップしているうちに、SNSのフォロワー数はどんどん増えた。それに伴い、若い人たちからの「悩み相談」も多く寄せられるようになっていった。

「特に家族のことで悩んでいる人は多いですね。僕も子供時代に辛い経験をしています。子供時代、両親から抱きしめられた記憶がほとんどないんですよ

実はSHOCK EYEさんは、厳しい両親の教育のもとで育った。しつけの中で、手を挙げられることや厳しい言葉をぶつけられることも多かったという。本の中ではそんな子供時代のエピソードも赤裸々に語っている。

「家はもともとご先祖様が武士の家。高取藩という藩の初代藩主、植村氏の末裔なんです。ご先祖様は、徳川家から『家』っていう字をもらったとか。だから何百年も我が家の男子の名前には『家』とつけるんです。家の中には、刀や甲かっ冑ちゅうがゴロゴロありました」
  
それだからだろうか、両親の育て方はすごく厳しかったという。例えば、幼稚園のときは父親と母親のこと「お父様・お母様」と呼ばなくてはいけなかった。特にしつけは厳しくて、食事のときにひじをついていたからと、父親にテーブルに顔面を打ちつけられて、お皿がバリーンと割れたこともあった。そのときの傷は、まだ顔に残っている。

小学校のとき、夢で「お父さんが追いかけてくる」とうなされて、寝ぼけて雨の中、裸足で逃げ出したこともあったらしい。