2019.04.02
# ビジネススキル

「入社したらまず3年は頑張れ」って本当? データから見えた真実

根拠のない考え方で個性が潰される
平岩 力 プロフィール

データから見えること

個性を潰さないために人事として何ができるか。理想を言えば、一人ひとりの異なる個性を最大限に発揮しやすい環境を提供してあげることである。

〔photo〕iStock

入社後の配属に置き換えると、配属先のチーム(上司やメンター)と、そこで行う業務内容が「環境」と言えるであろう。つまり環境がマッチしている状態とは、チームメンバーとの相性が良く、かつ業務内容に本人の能力を発揮しやすい状態と言える。

「入社したらまず3年は頑張れ」を全て否定するつもりはない。しかし、根拠のない「とりあえずの3年」ではなく、「キャリア開発のマイルストーンがある3年」をできる限り見える化し、頑張れと背中を押してあげたい。

 

ここで、私の所属するセプテーニグループ(株式会社セプテーニ・ホールディングス/人的資産研究所)におけるピープルアナリティクスを活用した人材育成の事例について紹介する。同時に、「入社したらまず3年は頑張れ」という考え方に、データからみえる一見解を示したい。

まず当社では、配置や異動の判断を社員の「活躍可能性」を基に行っており、この判断にAIを活用している。特に新入社員時の配属は非常に重要である。

具体的には「チームメンバー」「上司」「トレーナー(OJT担当)」との相性スコアを算出し、配属先との総合的な相性をスコア化している。研究の結果、当社では「チームメンバー」との相性の良さが最も重要であるとわかってきている。

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