2019.04.03
# ドル # 日本株

恐怖相場なのに勝てる人の鉄板戦略、「内高外低」投資をご存じか?

アベノミクスは基本的に内高外低の相場
大川 智宏 プロフィール

円高に勝てる

理由①:米国株との連動性急騰と円高ドル安

2019年入り以降、日本株と米国株の連動性がさらに高まりつつある。2018年は、米中貿易摩擦の悪化懸念から中国株との連動性が急上昇していたが、その悪材料が大方織り込まれ、解決への期待が高まりつつある現在は、完全に世界の株式市場は米国主導で動き始めている。つまりは、現在の日本株市場は米国経済および米国株次第、ということになる。

図:日本株(TOPIX)と米国株、中国株との相関係数(52週移動)

拡大画像表示出所:Datastream

一見すると「それなら景気敏感株の方がいいのでは」と思いがちだが、決してそうではない。

現在、米国はFRBのハト派スタンスへの転換によって利上げを見送る方針だ。そうなると、米金利は下落圧力にさらされ、ドル安が促進される。その反対側の日本円は、当然円高だ。

 

しかも、ハト派に転換した背景が米国を中心とした世界景気の先行き不透明感であり、その米国株への連動性が高まっているのであれば、選択すべき投資スタイルは「リスク回避」である。

つまり、外需・景気敏感ではなく、内需・ディフェンシブへの選好だ。現在の世界の状況を踏まえれば、米国株への連動性が高まれば高まるほど、為替の観点も含めて「内高外低」が正当化される。

理由②:中国底打ち期待でインバウンド「コト消費」増加への期待

続いては、今や米国に次いで世界の株式市場を動かす一角となった中国である。

前掲の図のように日・中の株価の連動性は低下し始めているとはいえ、現在も米中摩擦前の時代と比較すれば過去最高の連動性を保っていることに変わりはない。そんな中国経済だが、現在も各種統計は悪化の一途を辿っているが、株価は急反転を始めており、最悪期は脱したように思われる。

図:上海総合指数の推移

拡大画像表示出所:Datastream

この主因は、貿易摩擦の解決期待はもちろんだが、中国政府の景気刺激策に対する期待の方が大きいと思われる。

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