駅からの距離、予算、築年数…マンション選びで「何を妥協するか?」

こう整理すれば解決する
三井 健太 プロフィール

予算が足りないときは?

このような場合は、次のように方針を決めて探すというのはいかがでしょうか?

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◎そもそも家を買うのは何のため? 老後のことを考えたら賃貸マンションで良いわけがない。それに家賃が勿体ない。だから家は買う。この考えをしっかり固めておく。

◎マイホームは、日常生活がしやすいこと、快適な暮らしが基本。通勤・通学の便が良いこと、子供のいる家庭では子育てがしやすい環境にあること等が大事である。

◎住宅ローンに追われるようなストレスはない方がよい。つまり、無理な資金計画のもとに買ってはいけない。

◎駅近で、かつ広い住戸を求めても無理と分かったら、広さを我慢して駅近を選択する。我慢の範囲は、現状の住まいにプラス10㎡(例)と定め、欲張らない・高望みしないこととする。

◎我慢できる広さの物件がないときは、駅からの距離を少しだけ妥協するが、バス便だけは避け、徒歩10分を許容限度と定める。または、中古物件を探す。立地を優先する。これは、将来の売却価格が下がり過ぎないことを考慮した選択である。

◎売却の時期は10年以内を目安とし、その間の暮らしに支障がない広さでいい、次にランクアップすればいいと割り切る。

新築が高いので、中古に方向を変えてみたが、良い物件に出会えないまま1年が経った。振り返ると、いいなと思った物件もあったが、一足違いで買えなかったり、良さそうに思った物件は内見に出かけてみると、目の前に隣のマンションが壁のように立ちはだかっていたりと縁がない。

ときどき新築に戻ったりもしたが、高過ぎると思った。中古は、新築に比べると設備は古いし、わくわくする気持ちがわいて来ない。リノベーション中古も見たが、新築のモデルルームのような感動を味わったものの、築年数が40年と聞いて怖いと思った。

 

このような人は、次のように整理してはいかがでしょうか?

◎中古で良さそうな物件を見つけたら、リフォームを前提とする。つまり、室内に関しては端から期待しない。ただし、全面的なリフォームではなく、間仕切りは壁紙を貼りかえる程度に抑え、一部の設備を交換するだけと割り切り、リフォーム予算は300万円、500万円などと決めておく。

◎中古物件の候補地を複数決めておくが、駅から徒歩5分以内を厳守する。

◎建物は、ブランド力にはこだわらないが、少なくとも100戸以上の規模があり、外観デザインに優れたものとする。

◎築年数はできたら新しい方が良いが、20年くらいまでは良しとする。

◎バルコニー前面の建物まで30メートル以上の距離があること、もっと近くてもいいが、その代わり屋根を飛び越えて遠くを望めることを条件にする。

◎見学に行っては裏切られることの繰り返しだったので、物件紹介サイトに眺望写真が載っているもの、若しくはグーグルマップで隣接マンションとの距離感をチェックして問題なさそうなものだけを見学する。

◎場合によっては3階以下の住戸は候補から除外する。

◎新築も諦めないが、竣工時期が1年以上先であるとか、価格が未発表の物件は候補から外す。