初めての土地へのショートトリップ。限られた時間の中で、楽しく効率よく回りたい。そんな時、情報収集はローカル(地元住民)に聞くのがいちばん確実。今回、東京都大田区を案内していただいたのは、「スタジオ木瓜」代表・日野明子さん。

東京23区の中でも最も面積の広い大田区。大森駅や蒲田駅周辺などの繁華街から高級住宅地、町工場など、さまざまな顔を持つ大田区だからこそ誕生したカルチャーがいっぱい。文化的な大田区を “いいとこどり” でご紹介します。
 

美しいサクラサク
清々しい空気が流れる癒やしスポット

池上本門寺

身体健全、初願成就を願い、全国各地から参拝客が訪れる。国の重要文化財指定の五重塔は、空襲による焼失を免れた貴重な古建築。五重塔を望む桜並木も美しく、毎年4月第1土日の春まつりでは特別開帳が行われる。

大堂は約50年前に再建。

池上本門寺で最も盛大なお会式(10月)には約30万人が訪れるほか、音楽イベントも開催されるなど、開かれた寺として愛されている。

心柱がないのに揺らがない五重塔は、地震にも強く倒れない(=失敗しない)ことから、合格祈願の参拝先としても有名。

とっておき大田区土産

本門寺 はちみつ櫻ジャム

池上本門寺では参拝後に、オリジナル商品のお土産を買うこともできる。今回選んだのは、はちみつにさくらんぼ果汁を加えたジャム。砂糖は不使用で自然な甘みが楽しめる。桜の花が入っているのもかわいい。パンに塗るのはもちろん、紅茶に入れるのもおすすめ。150g ¥600。

池上本門寺
東京都大田区池上1-1-1
☎03-3752-2331
定休日:なし
http://honmonji.jp/

西馬込の駅前にあるイタリア。
隠れた有名建築にも注目!

ペペローニ

カウンターだけの居心地のいい店。

時折、本場イタリアの方々も食べに来るイタリア料理店。イタリアに本社を置く企業が近くにあり、ランチタイムには、店内がイタリアの方々だけになることも。

ペコリーノチーズ、黒コショウ、オリーヴオイルのスパゲティ¥1200、オリーヴの実、ケッパー、アンチョビのトマトスパゲティ¥1350。席料別途1人¥300。

本場の味さながらの絶品パスタが食べられる。また、建築家・中村好文さんが初期に手がけたマンションの1階にあるため、建築を学ぶ人やクリエイターなども多く訪れる。スタイリッシュな建築にも注目だ。

ペペローニ
東京都大田区西馬込2-2-1
☎03-3777-5865
営業時間:11:30~13:30、18:00~21:30 、日・祝12:00~13:30、18:00~21:00
定休日:月

蒲田切子をはじめ、日本の
手仕事品が揃うセレクトショップ

手仕事ショップ・フォレスト

ご縁のある作家さんの作品がずらり。

江戸切子の製作を手がける家に生まれたオーナーの鍋谷孝さん。初めから切子にまつわる仕事をしていたわけではないが、「父親の技術を生かしながら、伝統的な柄にとらわれずに切子を製作したい」という思いから、『蒲田切子』というオリジナルブランドを立ち上げた。

東京ウォーターグラス水鏡¥8100(手前)、水鏡磨き¥15660(奥)

現代の食卓になじむデザインは “蒲田モダン” と呼ばれ、人気沸騰中だ。

孝さんの実弟、江戸切子の伝統工芸士・鍋谷聰さんの作品も。

手仕事ショップ・フォレスト
東京都大田区久が原3-34-13
☎03-5748-7321
営業時間:11:00~18:00
定休日:土・日・祝・不定
http://www.glassforest.co.jp/

PROFILE

日野明子 Akiko Hino
「スタジオ木瓜」代表。大田区在住。ひとり問屋として全国各地を廻り、作り手と使い手をつなぐ。

●情報は、2019年3月現在のものです。
※本記事内の価格は、すべて税込み価格です。
Photo:Aiko Shibata、Toru Oshima(お土産) Text:Lisa Nagamine Illustration:Hiroko Shono