4月 3日 ルナ10号が月の周回軌道に乗る(1966年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

昨日の4月1日(1963年)に打ち上げられたソ連の探査機「ルナ4号」は月にたどり着けず人工惑星となりましたが、ルナ計画はたび重なる失敗にもめげず継続されます。

1966年2月3日には「ルナ9号」がついに月への軟着陸に成功。そして同年のこの日、「ルナ10号」が、人工物としてははじめて月の周回軌道に入り、地球の孫衛星(=衛星の衛星)となりました。

ルナ10号は、高さが1.5メートル、直径75センチメートルの円筒状の形状(下の写真)をしており、当時のソ連が挑戦していたルナ計画の探査機のひとつです。

【写真】ルナ10号の描かれた切手
  ソ連の切手に描かれたルナ10号。国家的なプロジェクトだったことがわかる photo by iStock

3月31日に打ち上げられたルナ10号は、いったん地球の周回軌道に入ってから月へと向かい、この日、軌道に入ったところで推進部(ロケット)から衛星本体が切り離されました。

ルナ10号はバッテリーが切れるまでの56日間で、月のまわりを460周し、月には強い磁場は存在しないこと、地球のような濃い大気も存在しないこと、そして重力異常があることを明らかにしました。