4月 5日 植物学者のシュライデンが生まれる(1804年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

「細胞説」の提唱者として知られる植物学者、マティアス・ヤーコプ・シュライデン(Matthias Jakob Schleiden[独]、1804−1881)が、この日、神聖ローマ帝国(現在のドイツ)のハンブルクに生まれました。

【写真】シュライデンの肖像
  マティアス・ヤーコプ・シュライデン photo by gettyimages

ハイデルベルク大学で法律を学んで弁護士になったものの、29歳で自然科学に転じ、ゲッティンゲン大学、ベルリン大学で医学と植物学を学びました。顕微鏡で植物の構造や発生過程を観察し、34歳の時に発表した『植物発生論(Beiträge zur Phytogenesis)』で、植物体の基本構成単位が「細胞」であるという考えを発表しました。

彼の考えは、のちに解剖学者テオドール・シュワン(Theodor Schwann、1810-1882)によって、動物も含めた「細胞説」として完成されました。また、『科学的植物学概要』を刊行し、従来の分類記載学的な研究方法に対し、顕微鏡などを用いた、細胞に基礎をおいた新しい物理的・化学的な研究方法を導入したことも業績のひとつです。

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