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アラフォー女優が驚愕!「日本とアメリカ、結婚観がこんなに違うとは」

初婚離婚率80パーセントの街で

結婚したくても、結婚できず、悶々とする38歳の女優の前に、アメリカを舞台にアラフォー女性の留学をテーマにしたドキュメンタリー映画の企画が持ち込まれる。

やる気満々でロサンゼルスでのロケに臨むが、出だしから驚愕の現実を突きつけられて、目を白黒させることになる。

第5回は、あまりに違う日本とアメリカの結婚&離婚事情について。

(第一回はこちらから→<アラフォー女優の告白…「私が結婚できない理由を真剣に考えた」>https://gendai.ismedia.jp/articles/-/60082

 

突然舞い込んだドキュメンタリー映画出演

このまま独身で、年老いて、「嫌われ松子」みたいになって、一人で死んでいくのかも……と落ち込んでいた日々に、転機が訪れた。

ある日、義父で、映画監督のすずきじゅんいちが「めぐみさん、ロサンゼルスに留学するのはどうですか?」と唐突にメールを送って来たのだ。

監督のもとに、「アメリカへ来る留学生をテーマにドキュメンタリー映画を作ってほしい」という依頼が、舞い込んだらしい。

留学生なのに……なんで、アラフォーの私なんだ?

映画を企画したのは、カリフォルニアでホームステイ運営会社と語学学校を経営している、青井ゆかりさんという女性。

もともと映画が大好きで、映画制作会社まで作ってしまったバリバリのビジネスウーマンだ。

当初は20代くらいの学生さんで、と考えていたそうだが、短い撮影期間で、素人さんを撮るとなると撮影がうまく運ぶだろうかという心配があり、メインキャラクターが決まらなかった。

私は数年前、青井さんに一度お目にかかったことがあり、その時に「英語を勉強したいんです」というお話で盛り上がった。

右が、映画を企画、プロデュースした青井ゆかりさん。バイタリティ溢れる女性だ

短大では、英文科を専攻していたし、もともと語学を学ぶのは好きだった。

毎日25分、フィリピン人の先生とオンライン英会話レッスンをするのが、私の趣味だった。

それもあってか、青井さんがふと「恵さんが留学に来たらいいかも」とおっしゃってくださったのだ。

かつて、私がまだ未成年だったころ、母と監督が籍を入れることになり、私もついでに、すずきの籍に一緒に入れば、自動的にグリーンカード(永住権)が取得できるので、アメリカに住めるという、またとないチャンスがあった。

当時は「えー、ロサンゼルスで暮らすなんて考えられない。絶対、日本で役者業を頑張る」と意地を張って、それを一蹴した私である。

もしあのとき、アメリカへ渡っていたら……今ごろ英語はペラペラ、金髪で青い瞳のハンサムと結婚し、可愛いハーフの子供がいて、プール付きの豪邸に住んでいたかもしれないと、実はこっそり後悔していた。

年齢を重ねると怖いものがなくなってくる。若い頃よりずっと大胆に、残り少ない人生を生きよう!という勇気が出てくる。私は「やりたい!」と即答し、この映画を絶対に実現させようと、自分を奮い立たせた。

映画というものが、実際に形になるまでの道のりが、簡単ではないことはよく知っていた。これまでいくつもの作品が、企画倒れになったり、お蔵入りになったり、クランクイン直前になって、頓挫するのを見てきた。

でも、今回だけは、「自分の人生がかかってるぞ」という思いがあった。

どうしても実現させたかった。

役者の仕事しかしてこなかった私が、初めて企画の段階から携わり、資金集め、スタッフ募集などから参加した。

周りの人々は、驚くほど協力的で、すすんで手を差し伸べてくださった。その度に、涙が出るほど嬉しくて、これまで恩知らずだった自分を反省した。

2018年3月。

信じがたいことに、奇跡的にクランクインできることとなった。

ロサンゼルスもまた、ニューヨークのように夢を抱えて成功を求める人間が集まる街だ

これは神様からのプレゼント。

私の名前は「恵」だが、悩んでいるときはいつも、自然と誰かが助けてくれる。

本当にありがたい人生だ。

今こそ、日本から脱出しよう!
自分を変えたい!
変わりたい!

映画の実現、そして、私自身の成長という二つの目標を掲げて、一気にロサンゼルスへ飛んだ。