深田恭子と安達祐実…意外な「同世代女優」は今が最も魅力的だ

どこかホッとする二人
堀井 憲一郎 プロフィール

なぜか、服の首まわりがすごく気になる。襟が高い服や、タートルネックなどが続いたからか、次は首まわりはどうなっているのか、と毎回チェックしてしまう。胸元も気にならないわけではないんだけど、なぜか圧倒的に首まわりが気になります。首まわりのアクセサリーの有無もすごく細かく見てしまう。

自分にしてはとても珍しい。

深田恭子の発するファッションのメッセージにすごく共感しているのだろう。

もちろんメッセージといっても、かわいいでしょう、とか、春らしくしてみました、とかそういうメッセージだけれど、このドラマの深田恭子からは受け取ってしまう(他のドラマの主演女優からはまったく受け取っていない)。

『初めて恋をした日に読む話』の深田恭子は、少なくとも私にとっては、何か特別の存在のようだ。

ドラマの出来として、特別すぐれているわけではない。といってつまらないわけでもない。視聴率的にも大成功なわけでもないし(8%前後を推移している)、大失敗というものでもないだろう。

ただただ「塾講師・春見順子役の深田恭子」がやたら目を引いてしまうのだ。

 

塾講師の

恋愛ドラマではあるが、深田恭子は恋愛のやりとりよりも「塾講師」としての仕事している登場シーンが多いとおもう。順子先生は東大受験に失敗して、でもそのぶん講師として必死でがんばっている姿が描かれている。

その「一生懸命だけど、どこかふわっとしている」ところがいいのだろう。

恋愛偏差値が低すぎて、いろんな感情や行動に気づかないという「ずれている」部分も含めて、ふわっと癒される。

なにげないぶん、見てると落ちつく。

塾講師ではあるが、大勢の生徒の前に立つのは少なく、マンツーマンで一人の生徒につきっきりで教えているシーンが多い。そのときの彼女がいい。

恋愛ドラマだと、わりと感情を顔に出す演技が多くなってしまう。ただ、見つめてるだけでも何か意味合いのある表情になるものだ。でも、先生が生徒に何かを懸命に教えているときは、そういう余計な表情が入り込んでこない。やさしさを含んだ真剣な表情である。

たぶんそこがいいのだろう。