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証券不況なのに「SBI証券」はなぜ絶好調なのか…その意外な理由

今週の「AI株価予報」で読む

ビジネスモデルが違う

4月から新たな年度が始まるが、日本株市場は相変わらず「荒れ模様」の様相を呈している。

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ここのところの日経平均株価は週間ベースで2週間続伸し、回復基調を取り戻したかに見えた。が、22日のシカゴ先物市場では日経平均先物が反発。先物価格が2万1000円のボーダーを一気に割れる展開となり、市場関係者たちの警戒モードは高まっている。

そんな日本株市場にあって、ズバリ的中率80%を超える『Phantom株価予報AIエンジン』(財産ネット社開発・運営、詳細はhttps://phantom-ai.com/)が導き出した「今週の注目銘柄」を紹介しよう。

まず、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』がピックアップした大本命銘柄はSBIホールディングス (8473)である。

 

目下、証券業界には大逆風が吹いている。昨年来の米中貿易摩擦に端を発して、世界経済の先行きに不透明感が高まる中、証券取引が大きく低迷。証券業界のガリバーである野村ホールディングスが1000億円超の大赤字に転落するなど、証券各社の決算も減益ラッシュとなっている。

そんな証券不況が吹き荒れる中、SBIホールディングスは気を吐いている。

同社の2018年4ー12月期決算は増収増益を達成。さらに、収益とすべての利益項目について、現在の決算方式を適用して以来の過去最高を更新するなどまさに経営絶好調なのである。

それにしてもなぜ、SBI証券は証券不況の最中に好決算を叩き出せるのか。財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。

「株式市場の低迷で株式委託手数料が低迷していることから、証券各社の決算は直撃を受けています。しかし、SBI証券はここ数年で株式委託手数料だけに依存するビジネスモデルから転換を図ってきたため、それが奏功しているかたちです。

実際、SBIホールディングスはネット証券のSBI証券を柱に、いまや保険、銀行事業なども手掛けるネットの総合金融会社。直近では為替の変動によりFX分野で稼ぐなど、収益を多角化することで市況に左右されない成長を可能にしている」

2018年4-12月期の同社の売り上げ構成を見ると、じつは株式委託手数料は全体の4分の1ほどでしかない。

残りは金融収益や引受業務、トレーディング収益などが稼いでおり、株式市場からの依存脱却戦略で好決算を叩き出しているのだ。