2019.03.26
# スポーツ

日本中の野球ファンを震えさせる「熱男のことば」の「ポジティブ力」

はじめて明かす「心の準備59」
松田 宣浩 プロフィール

熱男のことば②:「『だれかになりたい』ではなく『トップになりたい』」

野球選手として、憧れる人や尊敬する人はもちろんたくさんいます。

ただ、僕はだれかになりたいというのはないですね。ひたすら、トップになりたいんです。

自分とだれかを比べているうちはダメだ、自分がトップになればいいんだと思っています。2位じゃダメなんです。

「日本一」といえば富士山とか琵琶湖とかが思いつきますが、「日本2位」と言われると思い浮かびません。やはり、1位でないと覚えてもらえません。

三塁手としてトップでないと試合には出られません。日本代表にも呼んでもらえません。

だから、トップになりたいんです。野球選手以外の方にもお会いすることはありますけど、その道で成功している人はちょっと独特な雰囲気があると思いますね。だから成功しているのだろうなと思いますけど、人とは違う、一本筋が通ってる感じがします。

どのような職業でもそうだと思いますが、トップを目指したいとか、憧れの人のスキルを習得したいとか、しっかりと次の自分をイメージすることで結果に結びつくと思います。

 

こうしたい、こうなりたいという気持ちは大きいですし、成功につながりやすいです。心を準備しておくことで身体の反応も変わってくるんですよね。逆に、心が整理できていないと、身体の反応も鈍くなります。

だから、いつでも万全のコンディションで動き出せるように、目指すイメージを常に持ち続けたいと思っています。

写真:講談社写真部

熱男のことば③:「若手優先の社会潮流には逆らっていきたい」

僕はベテランという言葉があまり好きではないので、「大人の野球選手」なんて言い方をしますが、世の中的に見れば僕もベテランと言われる年です。

プロ野球の世界には40歳の選手も18歳の選手もいるわけですが、もう今の時代は、ベテランが声を出さずに若い選手だけ声を出すというやり方ではダメだと思っています。

むしろ最近は、元気にがんばっているベテランのほうが声を出して、若い選手が気持ちで負けているところもあるかなと思いますね。

とくにホークスの場合は、結果が出ているベテラン選手のほうが前面に出てやる風習があります。ふつうは若手が最前列に並んでノックを受けることが多いので、珍しいですけどね。

もちろん、若手が声を出さなくていいといういことではないので、そこで気持ちで負けずに、結果をしっかり出していける若手こそが、層の厚いホークスのレギュラー争いに割って入ることができると思います。

僕自身も、まだまだベテランとは思ってないですし、ベテランより若い力を優先していこうという社会の流れには逆らっていきたいと思っています。

プロ野球でも、若返りという言葉で実勢のあるベテランを切るという風潮があります。

同世代の選手でも、そういう世代交代の流れには乗らないといけないという考え方の人もいますが、僕はまだまだ現役でやりたい。

若い選手と比べたら足の速さとかでは劣りますが、その分、経験があります。心も身体も、若いころよりしっかりとメンテナンスしているので、負けるとはまったく思ってません。

本当に実力の世界だからこそ、早く自分を脅かすような若手が出てきてほしいという思いもありますけど、まだまだ負ける気がしないし、ホークスでも代表でも、サードのポジションは渡したくないですね。

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