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# 離婚

妻の不倫発覚に「それでも離婚をできない」38歳会社員のキツい事情

これは妻の罠ではないのか

離婚届けへの署名

私は行政書士をしながら男女問題研究家として活動しており、これまで何千件という離婚などの男女トラブルの相談を受けてきました。

今回私のところにきた相談は、妻と離婚しようとした男性が、その離婚活動(離活)中に図らずも妻の不倫の証拠をつきとめてしまったケースです。

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妻の離婚の証拠をつかんだので、男性側は離婚交渉を有利に進められるように思われるかもしれません……しかし、じつはそう単純な話にはならないのが離婚問題の難しいところなのです。

さて、今回の相談者である大迫純也さんは妻の不倫の証拠をつかんだ後、いったいどういう行動に出たのでしょうか。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
:大迫純也(38歳)→会社員(年収900万円)☆今回の相談者
:大迫華絵(34歳)→専業主婦 
長女:大迫芽衣(10歳)→大迫夫婦の娘

そもそも純也さんは妻の離婚の「証拠」をどのように使えば良いのでしょうか。

まず言えるのは、妻から離婚の同意を取り付けるのには有効な材料になるということです。

 

妻が不倫相手ととった自撮り写真は証拠の一例ですが、妻のタブレットには膨大な数の写真だけでなく、メールやLINE、メッセンジャーのやり取りも残っており、たとえば、デートの約束や甘い言葉の交換、口説き文句が含まれていました。

仮に純也さんが証拠を破棄することを引き換えに「離婚に同意」するように求めれば、妻からすれば「離婚したくないから(証拠は)好きにすればいい」とは言えないでしょうから、妻に離婚届へ署名させることのハードルは下がるといえるでしょう。

しかし、妻が「全部、私が悪いわ。自分がしたことの責任をとるから」と涙ながらに訴えてくるかもしれません。その場合は、どうすればいいのでしょうか。

もちろん、男を自宅に連れ込んで快楽に興じるような妻が心から反省し、気持ちを入れ替え、二度と同じ過ちを繰り返さないと信じるのは簡単にできるものではありません。夫からすれば、二度目、三度目が起こるのではないかと疑う気持ちがぬぐえないというのが正直なところでしょう。

しかも、家庭内は不倫の加害者(妻)と被害者(夫)が一つ屋根の下で暮らしているせいで一触即発の緊張状態になります。結果、「またパパとママが喧嘩している」と常に心配しながら娘さんは日々、生活しなければなりません。