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# 採用

人気ラーメン店がスタッフの「面接」で自慢の一杯をふるまうワケ

いい人材を逃さない「神面接」のやり方
少子高齢化と景気回復によって、人手不足に悩むお店が増えている。そんなお店の心強い味方が、「ツナグ働き方研究所」所長・平賀充記氏の『パート・アルバイトの応募が殺到! 神採用メソッド』だ。平賀氏によれば、高い広告費をかけたり、時給を上げたりせずとも、パート・アルバイトを確保する秘策があるという。中でも大切なのは「面接」。いかに相手に「ここで働きたい!」と思ってもらえるかが重要なのだ。「神事例」を引き合いにしつつ、平賀氏にその方法を教えてもらった。

面接には1時間かけよう

面接本番で使える神ワザについて解説しましょう。

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まずは、面接にかける時間です。

我々の調査によると「面接にかける時間は30分以内」という店長が78%。

これは、店長が「面接は見極めの場だ」という認識に立っているからでしょう。しかし、面接は応募者を見極める場であると同時に応募者から見極められる場でもあります。つまり、応募者を選ぶのではなく、「選んでもらう」という意識が大切なのです。

それなのに、突っ込んだ質問をすることもなく、第一印象だけで見極めを終え、あとは勤務条件の確認をして終了……。こんな面接が大半を占めているのです。

これでは、「選んでもらう面接」とは程遠い状態。逆にいえば、応募者が働きたくなるツボを押さえ「動機づけ」できれば、採用率は確実にアップします。

そのためには、面接に1時間割いてほしいのです。

まずは、アイスブレイクで話しやすい雰囲気をつくります。たとえば、応募者に対して「あなた」ではなく、ちゃんと名前で呼ぶだけでも、距離感がぐっと縮まります。

その後、合否を見極めたら、後半30分は応募者を惹きつけるための時間に使いましょう。「絶対にこの職場で働きたい」という強い動機を持つ応募者は希少なわけですから、面接時の「動機づけタイム」こそが、採用確率を格段に向上させる「魔法の時間」となりうるのです。

 

では、どんな話をすれば応募者の「動機づけ」につながるのか。やり方は簡単です。

じつは応募者の90%は、面接時に仕事の説明をしっかりしてもらえると、「この職場で働こう」という気持ちが高まるというデータがあります。

同じような観点で、職場案内を渡すことも有効です。いずれにせよ、具体的に働くイメージが湧くことで、応募者のモチベーションは上がります。

また、面接の最後には必ず応募者からの質問タイムを設けましょう。

「質問に対して満足な回答が得られる」「自分の話をじっくり聞いてくれる」ことにも、応募者は動機づけされるからです。こういった傾聴の姿勢は、「入社後も自分を大切に扱ってくれそう」という気持ちを醸成します。

なお、不採用と判断した応募者に対しても、残り30分をきちんと使いましょう。

採用されなかった応募者からすると、あまりに短い時間で判断されたのでは、ちゃんと見極めてもらえたのかという不審感を抱きかねません。それによって、お店に対するネガティブな気持ちが芽生えれば、お客様を1人失うことになるからです。