2019.04.02
# 不動産

マンション選びは「広い部屋」「新築」にこだわると失敗する

「物件選び」3つのポイント
三井 健太 プロフィール

資産価値の高い物件の選び方

資産価値の高いマンションを選ぶときの考え方、選び方の順番をお話ししましょう。

Photo by iStock

(1)第一に、街を選ぶことから始めます。

誰でも事情・制約があって、希望エリアはまちまちですし、その街が資産性の観点では必ずしも有利とは限りません。また、そんなことは端から考えていない人もいます。

「たとえば長くここで暮らしてきたから」というだけの街選びをしてしまう人です。できたら、リセットして場所を考え直すことをお勧めします。

様々な事情はあるでしょうが、可能な限り価値ある街を選びましょう。無論、住んだことのない街も候補に入れるべきです。そして、実際に足を運び検討するのです。新築マンションの紹介サイト(HP)を見ると魅力的に感じるものですが、見ると聞くでは大違いの街であったりします。

いいなと思ったら候補に入れればいいでしょうし、知人が住んでいる街なら感想を聞いてもいいでしょう。雑誌SUUMOによく掲載される「子育てにいい街」とか「将来性がある街」といった記事に目を通すなどして研究を重ねるといいですね。

(2)街が決まったら、次はマンション探しです。

その街(駅)には、どんなマンションがあるのか、新築も中古もリストアップします。最近は魅力的な街ほど新築の供給が途絶えていますから、中古をマークするほかないかもしれません。

(3)最後は「住戸」を選ぶことです。

 

住戸は、中部屋よりは角部屋、下層階よりは上層階、狭いよりは広い方が良いのですが、予算との折り合いをつけながらになるので、妥協は仕方ない所です。

日当たりは最も大事な要素ですが、眺望も重要です。家は、気持ちよく過ごせるかどうかが大事なので、日中は二人とも家にいない夫婦でも、休日の過ごし方を考えたとき「日当たりがいい」と「遠くまで見渡せる」は軽視できない要素になります。売却の際にも、見学者が「素敵」を連発する要素が多いほど高く売れることにつながります。

以上の三段構えで進みます。マンションを買うのは、たまたま通りがかったモデルルームを見て気に入ったとか、チラシがポストに入っていたからといった偶然が縁となって購買を決してしまうということもあるでしょうし、それを否定するわけではないのですが、「資産性」を考えるなら、偶然の出会いが良いとは言えないのです。

衝動的に、深く考えず買ってしまったという御仁もいますが、長期的な人生設計をする人とは言えないのではないかと思います。筆者も、若いときは刹那的な生き方をしていたようなところがありましたが、マンション業界に身を置いたことが幸いしています。

どんな生き方がいいかなどを語る気は毛頭ありませんが、マンションの資産価値は老後の生活を左右するのです。やはり、可能な限り資産価値に目を向けつつ選択するべきです。

筆者は、マンション選びの優先順を「街」→「マンション全体」→「住戸」と主張しています。できるだけ人気のある街で買いたいものです。そう言い続けて来ました。人気のある街は、マンション需要も多いことを意味します。

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