3月30日 未成年者飲酒禁止法の公布(1922年)

科学 今日はこんな日

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1922年(大正11年)のこの日、満20歳未満の者の飲酒を禁止し、親権者やその他の監督者、酒類を販売・供与した営業者について罰則を定めた「未成年者飲酒禁止法」が、制定・公布されました。

若年者の飲酒が禁止される科学的根拠としては、成長期の飲酒が脳の発達に悪影響を及ぼす可能性や、飲酒開始年齢が若いほど「アルコール依存症」を短期間で発症するケースが多いことなどが挙げられています。

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ちなみに、未成年者喫煙禁止法は、飲酒禁止法よりも20年ほど早い1900年に制定されたそうです。「飲酒禁止法」も、法案は1901年に議会(大正年間の当時は帝国議会)に提出されたそうですが、なんと「屋内での飲酒の取り締まりは困難」という理由から否決されたとのことです。

2022年4月1日に予定されている改正民法の施行以降は、成年年齢が満18歳へと引き下げられます。そのため、未成年者飲酒禁止法は「二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律」に改名され、対象も第1条第2項(親権者などの制止の義務)と第3条第2項(親権者などが未成年者に制止しなかった場合の罰則)を除いて、すべて「満二十年ニ至ラサル者」から「二十歳未満ノ者」に改正されるそうです。

【写真】未成年飲酒の法制定は1922年
  「未成年者」の飲酒は喫煙と並んで青少年の非行の温床になるという懸念も法制定を後押ししたとのこと(写真はイメージ) photo by iStock