Photo by Getty Images

スマホを眺めていても身につかない「プログラミングの3要素」とは

小学校のプログラミング教育の「先」へ
小学校で必修化される「プログラミング教育」はなぜ必要なのか。今から小学校に入るわけにはいかない社会人は、どうやってキャッチアップすればいいのか──。
オリジナルのWebアプリと連携して基礎が学べる新刊『Web学習アプリ対応 C言語入門』著者がわかりやすく解説します。

機器を操作できるだけでは生き残れない

2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されることになりました。

科目を新設するのではなく、既存の科目の中で教えられます。プログラミング的思考を学んでもらうことが目的です。

20年ほど前に各地で開催されたIT講習会は、情報リテラシーの普及を狙っていました。500万人以上の大人が受講し、情報機器の操作ができるようになりました。著者の一人として関わった『世界一わかりやすい』シリーズは、情報リテラシーの習得を目指し、幸い、好評をもって迎えられました。

しかし、今度は、より根本的な考え方を身につけてもらおうということです。

スマホ操作操作できるだけでは…… Photo by Pixabay

デジタル世代の子供たちにとって、スマホやタブレット、パソコンなどは難なく操作できるでしょうが、AI等によって変革する社会では、それらを操作できるだけでは生き抜くことはできないかもしれません。プログラミング的思考を持っていることが重要となります。

その思考はデジタル機器を操作するだけで身につくわけではなく、学校教育の中でしっかり学んでもらうのです。

「プログラミングの3要素」とは?

さて、プログラミング的思考とは何でしょうか。

文部科学省が告示した新学習指導要領には、「コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力」とあります。

「コンピュータに意図した処理を行わせる」には、「順次」「分岐」「反復」について理解することが必要です。これらはプログラミングの3要素といい、重要な概念になっています。