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話題の「二つ折りスマホ」が普及しないと言えるたった1つの理由

「5G」時代の切り札は別にある

「携帯電話の未来」を象徴する二大テーマ

2月末、筆者はスペイン・バルセロナにいた。モバイル業界を中心とした展示会である「MWC19 Barcelona」を取材するためだ。

モバイルだけに限定されない、広汎なテクノロジーに関するイベントという建て付けになっているが、主催者が携帯電話関連の世界的な業界団体であるGSMアソシエーションということもあり、話題の中心はどうしても「携帯電話業界の未来」に関わるものに集まった。

会場で、特に目立っていたものが2つある。

1つは「5G」。そしてもう1つが「二つ折りスマホ」だ。

両者にはもちろん関係がある。しかし、単純に「5G時代には二つ折りが向いている」とか、「5Gだから二つ折りが生まれた」とは言いがたい。

両者のあいだに“微妙な”関係があることそのものが、5Gの1つの本質なのである。いったいどういうことなのか。

「MWC19 Barcelona」会場のエントランス photo by gettyimages

大手2社が「二つ折り」で激突

MWCの会場には、多数の大手スマートフォンメーカーが出展している。

なかでも、大きな注目を集めていたのが、サムスンとファーウェイだ。ともにイベント開幕前にプレスカンファレンスを開催し、二つ折りスマホを発表している。

両社の二つ折りスマホは、どちらもブースのなかでひときわ目立つ位置に展示されていた。それも、まるで宝飾品でも飾るように、ガラスケースの中にうやうやしく鎮座していた。

【写真】ガラスケースに鎮座する両社の二つ折りスマホ

サムスンとファーウェイ、いずれも二つ折りスマホはガラスケースの中にうやうやしく鎮座していた photo by gettyimages

サムスンは4月26日に、ファーウェイは今年の中盤以降に、それぞれ製品を発売する予定だが、展示されていたのはあくまで外観のみで、来場者が自由に触れるようにはなっていなかった。

両社とも、実際の使い勝手などの細かな点に関しては、現時点ではまだ隠しておきたい、と考えているようだ。