3月26日 数学者ポール・エルデシュが生まれる(1911年)

科学 今日はこんな日

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"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

数論やグラフ理論を初めとする、さまざまな領域で活躍した天才数学者ポール・エルデシュ(Erdős Pál[ハンガリー語;カナ表記にするとエルデーシュ・パールとなる、1913-1996年)が、この日、ハンガリーのブダペストに生まれました。

エルデシュは、自然数のなかに素数がどれくらい含まれているかについて述べた「素数定理」に、初等的な証明を与えた業績で知られています。また、非常に多くの論文を発表したことでも有名で、その数は数学者としてはおそらく最多となる約1500篇にもおよびます。

さまざまな数学者と共著で論文を書いたことから、数学者の間では、「エルデシュ数」というものが定義されているそうです。これは、エルデシュ本人と共著の論文を持つ人の「エルデシュ数」を1として、「エルデシュ数」がnの人と共著論文を書いた人の「エルデシュ数」をn+1とするものです。

たとえば、エルデシュと共著論文を書いた研究者をAさん(「エルデシュ数」=1)とすれば、Aさんと共著論文を書いたBさんのエルデシュ数は2になります。多くの数学者が有限の「エルデシュ数」を持っており、つまり、なんらかの形でエルデシュと関わりのある研究をしていることになります。有名な数学者の秋山仁さんの「エルデシュ数」は2だそうです。

ポール・エルデシュ
  ポール・エルデシュ Topsy Kretts

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エルデシュも研究した「集合論」の入門に最適な1冊です。ちなみに、著者の竹内外史さんのエルデシュ数も2です。