3月24日 シューメーカー・レヴィ第9彗星の発見(1993年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1993年のこの日、翌1994年に木星へと衝突することになる小天体、シューメーカー・レヴィ第9彗星(Comet Shoemaker–Levy 9が、アメリカ・カリフォルニア州にあるパロマー天文台で、ユージン・シューメーカー(Eugene Merle Shoemaker、1928-1997年)、キャロライン・シューメーカー(Carolyn Jean Spellmann Shoemaker、1929年- )夫妻とデイヴィッド・レヴィ(David H. Levy、1948-)によって発見されました。

この彗星は1960年ごろに木星に捕獲され、その周りを回るようになったと考えられており、1994年に観測された木星への衝突によって、地球の直径ほどの衝突跡が木星表面に作られました。

これは、人類が初めて観測した地球外における天体衝突現象で、恐竜を絶滅させたような規模の衝突が現実に起こり得ることを実感させるものでした。

【写真】木星への衝突痕
  シューメーカー・レヴィ第9彗星による木星への衝突痕 photo by gettyimages

現在、このような危機を察知する目的で、地球に衝突する可能性のある小惑星を監視するしくみが各国で整えられつつあるそうです。一方、そのために、それまでは非常に多かったアマチュア天文家による彗星の発見が急激に減少した、という一面もあるそうです。

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