フワフワなモコモコのエゾタヌキのポートレート。
エゾタヌキは、秋に木の実をドカ食いして皮下脂肪をしっかり蓄えて、エサが少なくなる冬を越します。
真冬なのに、こんなに毛並みの良いのは健康状態が良い証拠です。
タヌキは元々、日本、中国、朝鮮半島、ロシア東部など極東にしかいなくて、世界的には珍しい動物のようです。
そういえば、日本語には「タヌキ親父」「タヌキ寝入り」なんて言葉があるし、昔話にも「かちかち山」などタヌキが登場するものは多いですね。一方で、西洋の昔話では、タヌキが出てきたという記憶はないかも。
今、ヨーロッパにいるタヌキは、冬にも活動するタヌキのフワフワな毛皮が防寒具に最適なため、毛皮をとるために移入されたものだそうです。
エゾタヌキとキタキツネ、どちらも冬眠しないため、雪山で見かけることはありますが、タヌキは、キツネと比べると足が短いため、深い雪を歩くのは苦手です。