ブレグジットで「崩壊する」のは、結局EUのほうである

やがて離脱が得と明らかに
大原 浩 プロフィール

中国との密接な関係は大きなダメージになる

また、欧州は共産主義発祥の地であり、共産主義中国との関係が深いが、その中国が貿易戦争で苦境に立たされている。

例えば、中国のタクシー車両の大半はフォルクスワーゲンが占有している。他社に先駆けて中国に進出したからだが、それが現在裏目に出ようとしている。

メルケル氏は、旧東ドイツ出身でロシア語に堪能だが、逆にプーチン氏はKGB時代東ドイツに駐在しておりドイツ語に堪能だ。メルケル氏とプーチン氏が何語で会話しているのかは、詮索好きの興味の的だが、両者が親密な関係にあるのは間違いない。

中国語はできないだろうが、メルケル氏が以前から共産主義の中国に肩入れてきたのも事実だ。しかし、その関係が、トランプ大統領のアメリカとの関係においては兇と出る。

イタリアも、たぶん苦し紛れだろうが共産主義中国に近づこうとしている。現在の中国を頼ろうとするほど追い込まれているということだ。

共産主義中国に問題が起これば、真っ先に影響を受けるのはたぶんEUであろう。

 

ブレグジットの成功がEUの崩壊を招く

ブレグジットが成功すれば、TPP11だけではなく、他の世界中の国々とも自由に貿易協定を結ぶことができる。

たぶん。中・長期的にEU離脱のデメリットをはるかに上回るはずである。その英国の成功を、他のEU加盟国の国民が座視するはずが無い。

各国でEU離脱の声が高まるだろう。あるいは、ブレグジットで失った対英貿易をカバーしきれずに、EUが経済的に崩壊するかも知れない。

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