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遠くの人と一緒にドライブ!? 日産驚異の新技術「I2V」を体感

「クルマに乗る」を根本的に変える

(提供/日産自動車)

クルマの運転席に乗り込むと、助手席に現れた「アバター」が話しかけてきた。

「おはようございます。本日はどちらに向かいますか?」

同時に、行き先の候補地を示したいくつかのパネルが目の前に浮かび上がる。

「うーん……今日はここに行ってみようかな」

そう言いながらひとつを選んでタップすると、アバターがにこやかに応じた。

「かしこまりました。では、一番早いルートをご案内しましょう」

やがてクルマは静かに走り始めた――。

そんなSF映画のような光景が、そう遠くない未来に実現するかもしれない。日産自動車が開発を進める「Invisible-to-Visible」(I2V=アイ・トゥ・ヴィ)は、VR(バーチャル・リアリティ)をはじめとする様々な先端技術を駆使し、全く新しい移動体験を生み出すことを目指している。

ビルの向こう側が「見える」?

今年1月、米ラスベガスで開催された電子機器の見本市「Consumer Electronics Show」(CES)で発表されたときも、「I2V」の革新性は大きな注目を集めていた。開発チームを束ねる、日産自動車モビリティ・サービス研究所エキスパートリーダーの上田哲郎氏が言う。

「I2Vは、リアル(現実)とバーチャル(仮想)の世界を融合することで、これまでドライバーには『見えなかったもの』を可視化し、より快適でエキサイティングなドライビングを提供する技術です。

加えて、I2Vではメタバース(ネット上に構築される仮想世界)にユーザーが接続し、自身の仮想世界における分身『アバター』を持つことを想定しています。アバターを介して、世界中の人々と双方向のコミュニケーションをとることができるんです」

とは言っても、なかなかイメージが湧きづらいかもしれない。まずは「I2V」がどのようなものか、システム面から説明してゆこう。

ひとことで言えば、I2Vの核心は「運転中に、現実世界と仮想世界をつなぐ」というアイデアにある。

それを実現するためには、まずクルマがどのような状況におかれているかを把握する必要がある。I2Vでは、クルマがどのような環境・天候で走っているかや、クルマの周囲にいる他の車両や歩行者などの状況を、カメラや各種センサーで把握。また同時に、車内の様子もリアルタイムで情報収集する。

こうして得られた情報とクラウドネットワーク上のデータを、日産の独自技術「オムニ・センシング」によって統合し、「目に見えない」はずの情報を視覚化してドライバーに提示するのだ。

たとえば、ビルなどの障害物があってカーブの先が見通せない場合、クルマがカメラやセンサーで集めた情報と、カーブの先にいる車両や歩行者の情報が統合され、映像化されてドライバーの視界に現れる。ドライバーはまるでビルを「透視」するような感覚で、対向車の有無や路面状況といった、本来は見えないはずの道路環境を「見る」ことができる。

 

また、渋滞に巻き込まれた際には、渋滞を抜けるまでの所要時間を予想するだけでなく、「原因は何か」「最適な車線はどこか」といった情報も示してくれるので、運転のストレスが軽減される。目的地に到着したら、駐車場のどのスペースが空いているかまで知らせてくれるというから驚きだ。

つまりI2Vは、現在のカーナビとくらべてより深く踏み込んだ情報を、よりわかりやすく視覚的に、ドライバーへ提供してくれる。