「山口組の抗争か!」…との情報も流れたネットカジノ銃撃事件の深層

大阪・ミナミで一体何があったのか

クスリ絡みの犯行説も

大阪の繁華街、ミナミのインターネットカジノ店「バーファイブ」で、11日の未明に発生した銃撃事件は、いきなり発砲して従業員(42)と男性客(32)に重傷を負わせたという大胆な手口から、当初は「組関係の抗争か」という情報が流れた。

指名手配された韓国籍の井川真一(本名・姜真一)容疑者(34)は、ためらうことなく発射。撃たれた従業員は意識不明の重体であり、客も重傷。違法カジノで、6代目山口組のミナミにおける中核組織が面倒を見ていたとあって、対立勢力の襲撃が十分に考えられた。

「ケツ持ちは、昨年2月、神戸山口組系山健組を絶縁されて6代目山口組二次団体傘下に入った組織。ミナミでの存在感は抜群で、それだけに対立している組は多い。その連中が収益源のひとつの違法カジノを襲ったんじゃないか、と思われた」(捜査関係者)

 

山口組は、6代目山口組、神戸山口組、任侠山口組の三つに分裂。表面化した抗争事件は少ないが、水面下では引き抜き合戦も含め、激しい争いが続いている。その三団体の激戦区、ミナミの宗右衛門町で起きた事件だけに、捜査当局や山口組関係者が騒然とするのも無理はなかった。

ただ、姜容疑者が、事前に電話を入れて入店した常連客だったこと、暴力団周辺者の半グレだったこと、ケツ持ち組織の幹部と面識があったことなどから、「抗争ではなく、借金に絡むトラブルじゃないか」と、推測されるようになった。

キレやすい性格もあって、クスリ絡みの犯行説も流れている。

それにしても、カジノ合法化で、カジノ付きIR(統合型リゾート)の第1号がどこになるかが取り沙汰され、「合法化の前に違法カジノの一掃」をもくろむ警察当局が地道に摘発を続けているのに、一向に減らないのが違法カジノだ。

東京、横浜、名古屋、大阪などの繁華街には、50坪もあるような大バコから、バカラ台が2~3台の小ぶりな店までが点在、固定客を掴んでそれなりに流行っている。

そうした裏カジノとは別に、オーナーが同一のケースが多いが、サーバーを海外に置き、手軽にネットでカジノを楽しめるインターネットカジノがある。

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