いまから「年平均3~4%」のリターンで資産運用する、超簡単な方法

長期積立投資する最高の環境が整った
マネー現代編集部 プロフィール

「年平均3~4%」のリターンで資産運用する方法

横山 私は日常的な買い物のためのお金として生活費の1.5か月分、それからなにか突発的な出来事が起きても困らないように同じく6か月分、トータルで最低でも7.5か月分、余裕を見れば1年分の生活費を現金で確保することを推奨しています。

それ以外は運用に回してもいいと思っています。実際、我が家でもキャッシュは半年分程度で、残りは全額投資に回していますよ。

 

中野 そこは私とやや意見が分かれますね。私は900万円今貯金があるなら、いざという時のために100万円も普通預金口座に残せば充分で、800万円は投資に回すべきだと思う。仮に全額で投資信託を買ってなにか突発的な事態が起きたらどうするのか? という意見を言う人がいるのですが、その時は必要な金額だけ解約すればいいんです。場合によってはその時元本割れしていることもありますが、十分に分散投資していれば半額になることはなかなかないですよ。

横山 株価が大きく下がったと感じる年でも投信の下落はせいぜい2割程度。逆に2割上がっている可能性もそれと同じ程度あるわけですからね。悪いことばかり考えてもなにもはじまりませんね。

中野 ただし一度に800万円投資信託を買うと、マーケットのことが気になって翌日から眠れなくなる。ぐっすり眠るためには疑似積立投資からはじめるといいでしょう。例えば1年かけて毎月70万円ずつ買い続ければいいんです。もう少し慎重な人は40万円ずつ2年間で投資してもいいかも知れません。

横山 その程度時間をかければ気持ちも投資に慣れてくるし、いろいろなことがわかってくる。仮にその間に大きくマーケットが下げることがあれば、そこではいつもの定額の倍を投資してみるのもいいかもしれません。そうした対応が出来る体制を取るためにも、一度に投資せずにある程度は手元に残すこともいいかもしれませんね。

中野 実際に投資を経験すれば、下がるときもあるけど、上がるときもあるとわかる。そうすれば、気持ちも楽になるんです。ところがなにもしないと、失敗することばかり考えてしまう。これではいつまでたっても不安で、不安で仕方ない。

横山 まずは、目をつぶって中野さんのセゾン投信ですとか、「世界経済インデックスファンド」といったグローバル型のバランス投信の積立投資を申し込む、と。

中野 そう、長期的に平均すれば年率3%~4%のリターンが期待できますから、例えば900万円を投資していれば、20年後には1800万円にはなっている可能性が高い。

横山 そのイメージがつかめるかどうかが大切と言うことですね。

中野 そうなんですよ、僕自身、その通り実践しているから老後についてもまったく不安がありません。今、現実に2000万円あるかどうかではなくて、いずれそうなると思えるだけで不安から解き放たれるはずです。

横山 ファナンシャル・インディペンデンス、経済的自立というやつですね。

中野 そう、お金を「増やす」と考えると、その対の「減る」が気になってしまう。そうじゃなくて、投資によって「育てる」と考えれば、下がることはありえない。

横山 なるほど。生まれた赤ちゃんが成人するまでには20年かかるけど、その間には嬉しいこともあれば、子育てに悩むこともある。でも気がついたら一人前になっている。そういうことですね。

中野 皆さんの通帳で眠っているお金たちもきっと、育ちたいと思ってうずうずしていると思いますよ。