夏木マリの人生相談 vol.21「人との距離感が摑めない」

人との距離感が摑めない。

人の輪に入っていくのが苦手です。社会に出てある程度訓練されたとは思いますが、人との距離のとり方や、心を開いて人と仲良くなる方法がわかりません。

興味のある人に話しかけることが恥ずかしくてできないし、自分の話をするのもなかなかできません。人気者になれなくてもいいので、せめて、好印象を与えられるぐらいにはなりたいなと悩んでいます。大人になってから社交的な人間になるのは難しいのでしょうか?(35歳・既婚・マスコミ関係)

夏木マリさんのアンサー

距離感が読めない人って、急にめちゃくちゃ近づきすぎたり、逆にすごく遠かったり、ちょっと不自然になってしまうのね。それって、人との距離が自分基準になっているからじゃないかしら? 「話がしたい」とか、「好印象を与えたい」とか、自分のことを考える前に、大切なのは相手のことを考える優しさだと思うの。

私のファンの人に、距離のとり方がパーフェクトな人がいるの。10年来ファンでいてくれて、ライブも欠かさず、必ず最前列。だけど、絶対にガツガツ声をかけてこないし、あくまで姐さんのファンとしてのボーダーラインが彼女自身の中にある気がして、応援が、すごく伝わってくるの。それって、ファンとの最も心地よい距離感。

お互いの関係性によって距離のとり方は違うと思うけど、要は相手を気遣う優しさだと思うの。人との関係性は一朝一夕には作れないので、時間をかけて育めば良いと思うけれど、じっくりと、まずは相手を観察することから始めてみては?

【POINT】相手を思う優しさが、人との適正距離を生む。

2.23 発売『好きか、嫌いか、大好きか。で、どうする?』

スタート以来、厳しくも温かいアドバイスが読者のみならず、ネットやSNSでも話題を集めた当連載。たくさんの人生相談に答え続ける中で、マリさんの中に生まれた一つの想い。“姐さんに相談しなくても、自分で問題を解決できるようになってほしい”。

そんな想いで、姐さん流の「腹を決めるメソッド」を解説した本書が生まれた。

夏木マリの生き方はどうしてこんなにカッコいいのか? 頭の中はどうなっているのか? 悩める30代、40代女性に向けた、マリさんの想いと応援が詰まった一冊。 

◆内容
第1章 30代になったら、何かを捨てることも必要じゃない?
第2章 自分の「長所・短所」より、「好き・嫌い」を知ったほうがいい
第3章 嫌いな自分との付き合い方
第4章 好き、を極める
第5章 おそろいじゃない人生

●情報は、FRaU2018年3月号発売時点のものです。
Text:Chisa Nishinoiri