まだ10代前半の頃、「大人になったら何になる?」と訊かれたときは、「楽しく生きてる人になりたい」と答えていた。今も人から、「いつも楽しそうだね」って言われると、素直に「嬉しいな」と思う。

「私の人生の課題は、日常生活を飽きずに、どれだけ普通の毎日を楽しめるかってこと。私は、今思えば結構冷めた子供で、毎日を『つまんないなぁ』なんて思って、気づくと溜め息をついているようなことがよくあった。でも、それじゃ人としてダメなんです。ちゃんと毎日を生きてない。人生をどれだけ楽しくするのかは、自分次第なんだから。

日常生活を、きちっと送れることは、すごく贅沢なことだと思う。私は、俳優という仕事をそんなに特別なものだと思っていないので、たとえば朝起きて、仕事に行って、帰ってきて、お茶をすすりながら、『今日もいい一日だった』と思えるような日常を送っていたい。淡々と、そんな毎日を送れる人になりたいんです」

普通の感覚を忘れないこと。些細な日常の変化に気づけること。何より毎日を楽しむこと。そんな素敵な心がけをいくつも持っているから、長澤さんがまとう空気は、いつもフレッシュで、キレイなのかもしれない。