きっと大丈夫
なるようになるから悩まないで

木村さんにとって家族とはどういう存在なのかを最後に聞いてみた。

「責任ということですね。ですから、とにかく、私が健康でいなくてはいけないなって。子どもたちも健康で、事故もなく、楽しく学校へ行ってもらうためにも、私が元気でいなくてはいけないなって。

あと、両親にも元気でいてもらいたい。両親はもう70代。だいぶ体力も落ちてきたので、いたわらなくてはいけませんし。いままで私を支えてくれたので、これからは親を支えるじゃないですが、恩返ししなくちゃいけないなって。私もいい歳ですから、いまから恩返しというのもちょっと遅いんですけれども」

――では、娘さんたちにはどんなふうに育ってほしいと考えていますか?

「女の子なので、人の気持ちを思いやれる愛嬌のある子になってほしいかな。いまはそのくらいしか考えてないなあ。『リトル・マーメイド』のアリエルになりたいって言う子たちですから。ただ、私は若いときから仕事をして楽しかったので、自分のやりたい仕事には就いてほしいなと思っています。できれば、一生続けることのできる、生きがいを感じられる仕事をみつけてほしいなって。

とにかく私は、深く考えず、祖母の言いつけ通り、いまと明日のことを考え生きてきたらこうなった、っていう感じなんです(笑)。だから、娘たちにはもちろん、若い女性たちに言うとするなら、『きっと大丈夫』。私は、悩んでも、夜中にホラー映画を観れば大丈夫になっていたので、深く考え込まなくてもなるようになるんじゃないかなって」

PROFILE

木村佳乃 Kimura Yoshino
女優。1976年東京都出身。1996年にドラマ『元気をあげる~救命救急医物語』でデビュー。フジテレビ系ドラマ『名前をなくした女神』、『僕のヤバイ妻』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、NHK大河ドラマ『真田丸』、映画『告白』、『相棒』シリーズなど出演作多数。大人気絵本の映画化『パパはわるものチャンピオン』が9月公開予定

●情報は、FRaU2018年3月号発売時点のものです。
PHOTO:Tetsuo Kashiwada STYLING:Atsuko Saeki HAIR&MAKE-UP:Riho Takahashi(ThreePEACE) INTERVIEW&TEXT:Izumi Karashima COMPOSITION:Shiho Kodama

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