――次にプライベートで行くとしたら?

有村:スウェーデンとか。北欧が好きなんです。治安も良いし。街も可愛いし。お買い物も楽しい。この間は、ヴィンテージの、北欧ブランドの食器を買ったりしました。古着屋さんがたくさんあるエリアがあって、そこで、小さなグラスやポストカードを物色して、買い物も満喫しました。

 
――有村さんにとって旅とは?

有村:仕事で感情を出し切って、萎んでしまった自分の感性を、パンパンに膨らませることのできる時間だなと。この前、北欧に行ってそう感じました。自分の時間をゆっくり持てるだけで、感性や知識の吸収力がアップする。弱っていた全身の細胞が、ぐんぐん回復するのを実感できます。

 
――順調にキャリアを積んでいますが、有村さんにとって、女優という仕事の魅力はどんなところに?

有村:私は、小さい頃から、ドラマを観てたくさんの夢をもらっていました。俳優たちの演じる噓の世界だけど、だからこそ、そこに夢がある。物語を通して、それを見る人の中に、いろんな感情が生まれるじゃないですか。お芝居を通して、そうやって人の気持ちに触れることができるのが、女優の醍醐味じゃないかなと思います。

今は、私は旅をして、カラカラになった心を潤していますが(笑)、上京して女優になるまで、私の心を潤してくれるのは、映画やドラマだったんです。大なり小なり、お芝居を通して、そうやって日常を潤すきっかけを届けていきたい。それが私の願いです。

PROFILE

有村架純 Kasumi Arimura
1993年生まれ。兵庫県出身。2010年女優デビュー。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年)で注目され、「ひよっこ」(17年)では主演を務める。主な出演映画に『映画 ビリギャル』『ストロボ・エッジ』(ともに15年)、『何者』(16年)『ナラタージュ』『関ヶ原』(ともに17年)『コーヒーが冷めないうちに』(18年)など。公開待機作に『フォルトゥナの瞳』(19年)がある。

INFORMATION

映画『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』

©2018「かぞくいろ」製作委員会

人生を鉄道になぞらえて描く『RAILWAYS』シリーズ最新作。晶(有村架純)は、夫・修平(青木崇高)とその連れ子・駿也(歸山竜成)と東京で幸せに暮らしていた。が、修平の突然の死によって、晶はシングルマザーとなってしまう。晶と駿也は、夫の故郷・鹿児島に向かい、義父の節夫(國村隼)とのぎこちない共同生活が始まる。晶は駿也を励ますため、節夫と同じ鉄道運転士を目指す。血の繋がらない家族の再生の物語。

監督・脚本:吉田康弘
出演:有村架純 國村隼 桜庭ななみ 歸山竜成 木下ほうか 筒井真理子 板尾創路 青木崇高
主題歌:斉藤和義「カラー」
企画:阿部秀司事務所/ROBOT
配給:松竹
©2018「かぞくいろ」製作委員会
 
2018年11月30日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
http://www.railwaysmovie.jp

  
Photo:Noriko Yamamoto  Styling:Yumiko Segawa Hair&Make-up:Izumi Omagari Interview&Text:Yoko Kikuchi

ブラウス/グレースコンチネンタル パンツ/DIAGRAM ☎03-5728-3633(アイランド ショールーム)

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