食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、料理家の栗原友さんオススメのカステラ。京都にあるポルトガル菓子店の銘品です。

カステラ ド パウロの
ミーニョ地方のパォンデロー

京都・北野天満宮の大鳥居横にあるポルトガル菓子店。元造り酒屋の蔵を改装した店内には、ポルトガルの焼き菓子の香りがふわりと漂います。

オーナーシェフのパウロ・ドゥアルテさんは、長崎県の老舗「松翁軒」で外国人ではじめてカステラ製造の技術を習得。母国でカステラの店を開店し“里帰り”させたのち、日本で祖国の菓子を食べていただきたいと、2015年4月にオープンさせました。

ミーニョ地方のパォンデロー ¥1950(税込み)

「一番のお気に入りは大きな丸いカステラ。手でちぎって食べます。真っ黄色く卵黄が濃いめで、癖になる美味しさです」

こちらはカステラの原型といわれるポルトガルの伝統菓子「パォンデロー」。

パォンデローは、卵、砂糖、小麦粉を使って作るということ以外、各地方で異なります。同店で提供するのは、ミーニョ地方のもの。素焼きの大きな型に紙を敷き生地を流し、これまた素焼きの型で蓋をしてしっかりと火を通して焼き上げます。

ポルトガルでは家族にとっての大切な行事には必ず登場し、栗原さんのおっしゃる通り、みんなで手でちぎって食べるそうです。みなさんもご家庭でパォンデローを囲んでみては?

ギフト ブラガセット ¥3313(税込み)

「お取り寄せもできますよ」

そう、栗原さんのおっしゃる通り、カステラも、焼き菓子も、オンラインストアから購入が可能。

自分用に単品でいろいろ選ぶも良し、手土産や贈り物にギフトセットを買うも良しです。例えば、「ブラガセット」はカステラ、オリーブのグラッセ入りパォンデロー、フルーツケーキなどを詰め合わせ。きっと喜ばれること間違いなしです。

カステラ ド パウロ
京都市上京区御前通り今小路上がる馬喰町897蔵A
☎075-748-0505
営業時間:9:30~18:00 ※売り切れ次第終了。喫茶は〜17:30(LO16:30)
定休日:水、第3木(25日が水曜の場合は翌日休、水曜が祝日の場合は営業、翌日休)

PROFILE

栗原 友 Tomo Kurihara
料理家。旅で出合った世界の味をアレンジしたレシピを得意とする。近著に『寝ている間においしくなる』(祥伝社)、『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道』(朝日新聞出版)がある。

Illustration:YUGO. Composition:Ken Namba