2019.03.18

人生100年時代に、終身医療保険は「いいカモ」の可能性

サヨナラ保険①
永田 宏, 後田 亨 プロフィール

90年以上生きるのは確実!

1967年生まれの男性を例にします。仮にAさんとしましょう。Aさんは(生存していれば)2017年に50歳になりました。一方、2017年における男性の平均寿命は約81.1歳です。平均寿命が変化しないとすれば、Aさんはあと31年生き続けると(つまり81歳に到達すると)平均寿命にほぼ追いつくことになります。

ところが平均寿命は延び続けています。過去30年間で、男性0.18歳/年、女性0.2歳/年の割合で延びています。そこで、今後もこの割合で延び続けると仮定すると、Aさんが81歳になった時、平均寿命のほうは、なんと86.7歳になっているのです。

 

Aさんが「逃げる平均寿命」に追いつくのは何歳の時でしょうか。計算してみると87.9歳という結果になりました。ですから、ややこしい定義は脇に置いて、「1967年生まれの男性の平均寿命は87.9歳」と言ってしまっても、さほど間違いではありません。というよりも実用上はこちらのほうが分かりやすく、役に立ちます。

同様に1967年生まれの女性の平均寿命は94.9歳、1980年生まれの男性の平均寿命は90.8歳などとなります。

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同い年の人が半分に減る年齢は?

しかし、それで安心してはいけません。平均寿命は「同い年の人が半分に減る年齢」と思っている人が結構います。「平均」という言葉に惑わされているのです。ところが実際には、「平均寿命≒60%生存年齢」となっています。若年で亡くなる人が、全体の平均を押し下げているのです。

同い年の人が半分になる「50%生存年齢」は、「平均寿命+約3歳」です。また4分の1になる「25%生存年齢」は、「平均寿命+約9歳(女性は約8歳)」なのです。

先ほどのAさんの例でいうと、50%生存年齢が90.9歳、25%生存年齢が96.9歳です。Aさんが自分の健康に気を遣う人なら、順調に97歳以上まで生き続けたとしても不思議ではありませんし、100歳超えも夢ではありません。

またAさんには同い年の奥さん(B子さんとしましょう)がいるとすると、B子さんの25%生存年齢はなんと102.9歳です。大病さえしなければ、100歳を超える可能性はかなり高いのです。

現在50歳以下の人たちは、すでに人生100年時代に突入しつつあるということです。また60代の人でも、90歳を超える可能性が大ですし、とくに女性では100歳を超える人が続々と出てきます。

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