2019.04.02
# ヒット商品

セブン、ローソン、イオンで激化する「サラダチキン戦争」の楽しみ方

サラダチキンはまだ進化する
長浜 淳之介 プロフィール

サラダチキンはまだ進化する

サラダチキンは既に一過性の流行ではなく、定番商品となったが、より身近で、持ち歩きできる使い勝手の良い商品になるために、常温化が越えなければならない壁だ。

プリマハムでは、スティックタイプやミニサイズで、常温で保存できる商品を出し始めているが、今後はどのメーカーが常温商品の覇権を握るかで、戦国模様の決着がつくと考えている。

常温化の壁を突破した先にユートピアが開けると、開発を急いでいる。

 

サラダチキンと類似した商品に、サーモン、サバなどのサラダフィッシュがあるが、どうしても価格が100円ほど高くなってしまうので、地位を脅かすまでには至らないだろう。

そうなると、発展を妨げる最大のネックはメーカーの間の過当競争である。いくら販売量が増えても、利益が減っていくのでは何のために造るのか、わからなくなってしまう。

今のところ、どの会社のサラダチキンも大差はない。

しかし、たとえばソーセージでは、日本ハムが「シャウエッセン」、伊藤ハムが「アルトバイエルン」、プリマハムが近年好調の「香薫」と、個性的な商品でそれぞれの指名買い客をがっちりとつかんでいる。サラダチキンの競争からやがてこんな個性的な商品が生まれてくるかもしれない。

サラダチキンが、互いの脚を引っ張り合うズブズブの価格競争にのめり込んでいくのか。それとも、常温化などのイノベーションで製造特許を取るなど独自製法で、他社の追随を許さないメーカーが出現するのか。

利益を上げるには、もう一段の高みに上る必要がある。その進化に期待しよう。

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