2019.04.02
# ヒット商品

セブン、ローソン、イオンで激化する「サラダチキン戦争」の楽しみ方

サラダチキンはまだ進化する
長浜 淳之介 プロフィール

安くて、ボリューム十分

スポーツジムなどでは、低カロリー高タンパクの食事として、ステーキ、マグロの赤身肉を推奨しているが、それらは高価なので毎日食べるのは非現実的だ。

一方、日常的に食べられるほど安価で、ボリュームも十分なのがサラダチキンの魅力である。低糖質・低脂肪なので、ダイエットをしたいOLやビジネスマンも、ランチ用に購入するようになった。

 

また、料理用の食材として、野菜などと炒めたり、グリルで焼いたり、そのまま切ってポン酢などであえてお酒のアテにしたり、ご飯に混ぜて鶏釜飯のようにして食べたり…。

サラダチキンのヒットにともなって、そうしてさまざまなレシピが、料理研究家や料理好きの人が集まるサイトへの投稿によって考案されるようにもなっていったのだ。

お酒に合うサラダチキンとたっぷりねぎのおろしポン酢〔出典〕プリマハム ホームページ

激辛商品も登場

今では、フレーバーが増え、セブン-イレブンでは、プレーン、スモーク、ハーブ、タンドリー、ガーリックペッパーと5種類が販売されている。

プリマハムによれば、プレーン、スモーク、ハーブが不動の販売ベスト3とのこと。今はどの主要コンビニでも、販売されている。同社の自信作はハム、ソーセージのスモークの技術を活かしたスモークとのこと。

ファミリーマートでは、7種類を販売しているが、特徴的なのは安全・安心をイメージづける国産鶏の表記と、カラムーチョホットチリ味、アクマのキムラーと、激辛ブームを反映した商品を2品販売していることである。

その他のコンビニでも、ローソンは7種類を販売。レモン、パクチー、梅しそといった、サラダに合う女性に受けそうなフレーバーが多い。

ミニストップはあらゆるニーズにこたえようと8種類もの多彩なラインナップが揃う。山賊焼、のり塩というような他社では出さないマニアックなフレーバーを持っている。

各社、消費者が魅力に感じる、フレーバーの開発を競っている。

ニューデイズでは、元祖サラダチキンである、アマタケのNB商品を販売している。
スーパーの場合は、主たる購買層が主婦で家族の食事用に購入するため、どのようにでもアレンジできるベーシックなプレーンの商品が売れている。

2年ほど前から、小型の使い切りタイプ、細かくスライス済みの商品など形態のバリエーションも増えてきた。

サラダチキンの販売の課題として、夏に比べて冬に売上が低下することがあった。

そこで、セブン-イレブンなどでは、参鶏湯、ミネストローネ、麻辣火鍋といったサラダチキンを入れて作るスープを投入して、冬の販促をはかっている。

サラダチキンを入れて作るスープ3種〔photo〕著者撮影

また、主婦の購買も取り込もうと、セブン-イレブンでは、スーパーのようにサイズのバリエーションを増やしている。

左からスティックタイプ、ほぐしタイプ、スライスタイプ〔photo〕著者撮影

さらには、もっと気軽におやつ代わりに食べてもらえるように、少量のスティックタイプも販売し出した。

このような傾向は、他のコンビニにも波及している。

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