今日、口にした食べ物や着ている服は、どのような人がつくり、どこからやってきたか知っていますか? そこに労働搾取や児童労働、環境破壊はないかと、ものの背景を知って買うことからはじめてみてください。といってもストイックになりすぎることなく楽しみながら。エシカルな買い物は、社会や環境に貢献できます。

エコソウライフのテーブルウェア

キャンパーセットメインプレート¥3000(カリマージャパン)☎03-3221-6883

100%天然由来素材を使うことをテーマに、オーストラリアで生まれたテーブルウェアブランド。写真のBambooシリーズは、竹の繊維とコーンスターチが主成分。木材よりも成長が早い竹は森林資源に負担が少なく、コーンスターチの繊維の再利用は、廃棄時に排出されるCO2の削減に。安心、安全なのはもちろん、土に還るという環境にも配慮した仕様。耐熱温度は100℃、耐冷温度は-20℃、食器洗浄機対応と、使い勝手も申し分なし。

WASARAの食器

オンラインショップ限定WASARAお試しセットB(ボウル、コンポート、タンブラー、ワインカップ、コーヒーカップ、猪口が各2枚入)¥500(WASARA)https://www.wasara.jp/

まるで、陶磁器のような上質な佇まいに、これが紙皿と聞くと驚くかもしれない。緊張感のある凛としたフォルムでありながら、手に持つとしっくりと心地よくなじみ、あたたかみのあるマットな白に料理がよく映える。〈ワサラ〉は今年、発売から10年になる。パーティやケータリングの現場を長年見てきたプロデューサーの田辺三千代さんが、「せっかくのおもてなしの食事が、日本の美意識にそぐわない従来のリースの器や紙皿ではもったいない」と感じていたことから生まれた。

「日本には箸を使い、器を手に持ち、口をつけて食べる習慣があります。器を手に持つことは、食材を両手のひらで包み、ありがたくいただくという精神性の表れ。器は、五感で食を愉しむ日本特有の豊かで繊細な感性と食文化を表すものであるべきではないでしょうか」と田辺さん。

そこで緒方慎一郎氏にクリエイティブディレクションを依頼し、試行錯誤を重ねて〈ワサラ〉が誕生した。一方で「これからは、自然と共存して生きていくことが必要。だからこそ、サステナブルであることにこだわっています」。〈ワサラ〉の原料は非常に成長が早く枯渇する心配の少ない竹と、さとうきびから砂糖の原液を搾ったあとに残る繊維(バガス)で、使用後は土に埋めると90日で生分解する。さらに木材に比べて、製造の過程で必要とされるエネルギーが少なく、環境への負荷が減るというメリットも。使い捨てすることに罪悪感を感じずに済むから、ホームパーティやピクニックなど日常のシーンにもおすすめ。

LABOUR AND WAITの琺瑯

ソースパン¥7800(レイバー・アンド・ウエイト・トウキョウ)☎03-6804-6448

ロンドンの話題のエリア・ショーディッチに店を構える〈レイバー・アンド・ウエイト〉。“完成度が高く、形が美しく、機能的である” アイテムをセレクトしている。中でも1550年にオーストリアで誕生したホーローメーカー〈リース〉のソースパンは、限りある自然の資源を侵さないよう、環境に優しい豊富な天然原料のみを使用。製造に必要な電力は水力発電を利用するなど、公害の原因となる煙や産業廃棄物にも配慮している。
  

ご意見をお聞かせください
FRaUでは、SDGsに関する意識調査アンケートと、2018年12月20日に発足した「FRaU×SDGsプロジェクト」の会員登録を実施中。回答された方には、今後開催予定のワークショップやパーティなどのお知らせ、SDGsの最新トピックスをメールでお送りします。


●情報は、FRaU2019年1月号発売時点のものです。
Photo:Shota Matsumoto , Toru Oshima(still) Text:Shiori Fujii Text&edit:Shoko Matsumoto