ポストアポカリプス漫画『一日三食絶対食べたい』が社会人に刺さる訳

第1話を無料公開!
現在より遠くない未来の日本。突如世界を襲った洪水と、その後に訪れた氷河期によって現代文明が崩壊した世界。
生き残った少数の人間が居住施設(ビオトープ)に集まって自給自足の生活をする、そんなポストアポカリプスな世界で、ダメ人間のユキが病弱なリッカに三食おいしいものを食べさせてあげるため頑張るお話が『一日三食絶対食べたい』である。

(第1話はこちらから読めます→https://comic-days.com/episode/10834108156632575623

グルメ漫画と思いきや……

氷河期で自給自足の世界にもヘタレはいるもので、意志の弱い青年ユキと10代前半の女の子ながら、お針子の仕事をして家計を支えるしっかり者のリッカという、ちぐはぐな関係性のふたり。

彼らは家族だけど、兄妹ではないし、夫婦でもありません。氷河期になった混乱のさなか、ユキがリッカを保護し、一緒に暮らすことに。人類が滅亡しそうな世界で生まれる、お互いがお互いを想い合う愛があふれる物語です。

まず誰もが気になるであろう本作のタイトル。『一日三食絶対食べたい』と来るわけです。ははーんなるほど、これはあれだ、グルメというか食マンガだな、なんていう気持ちで読み始めると思います。

まあ、思いっきりその気持ちはいい意味で裏切られる訳ですが。

かくいう私も、思い起こせば今からちょうど1年前くらい(2018年1月頃)、SNSのタイムラインで本作がバズっていたときに、「おっ、なんだ新しいグルメ漫画か」って思ってサムネイル画像をタップしたら、おもしろいくらいに予想を裏切られた覚えがあります。

むろん、それはいい方向の裏切りでしたが。

では、この『一日三食絶対食べたい』という言葉に秘められた意味とは何なのでしょうか。

…なんて投げかけておいてあれですが、物語が進むにつれてタイトルの意味合いが変わってくる、素晴らしいキーワードになっているのです。