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「もう性交渉しない」と書かせる医師も…日本のアフターピル問題

市販薬化やオンライン処方を阻むもの
染矢 明日香 プロフィール

「妊娠を恐れる生活」からの解放

筆者はアフターピルのアクセス改善について、以下を要望として厚生労働大臣、日本産科婦人科学会理事長、日本薬剤師会会長へ届け、対策を進めるように求めたいと考えています。

・アフターピルのOTC化と諸外国との価格差を無くすこと

・文部科学省と連携し、ピルや避妊についてしっかりとした知識をつける性教育を義務教育段階で充実させること

・ネット通販業者がアフターピルやピルを売っている状況は危険であり、経過的措置として、オンライン診療でのアフターピル、ピル処方は安全性を担保できるものであり、アフターピル希望時の初診の際に対面での診療を必要しないことを明確化すること

私は婦人科領域の医学や薬について、また医療政策について専門家というわけではありません。ただ、私には中絶の経験があります。妊娠がどれだけ女性の人生を大きく左右することかを知っています。妊娠を避けたいと思う女性たちに、月経が来る日をただ祈るのではなく、「明日から(望まない)妊娠に悩まず平穏な生活ができる」という安心を実現できたらと考えています

様々な利害関係や要素が複雑に絡む問題だからこそ、アフターピルのアクセス改善を「時期尚早」と先延ばしするのではなく、アクセス改善を進めていくための議論が必要だと感じています。

もちろん、アフターピルだけではなく、低用量ピルやIUD/IUS(子宮内避妊具)、日本では未認可の避妊パッチ、避妊インプラントなど避妊法は数多あり、そういった日常的な避妊法のアクセス改善や選択肢を増やすことも両輪として進める必要があるでしょう。ぜひ、皆さんの意見もお聞かせいただきたいです。

緊急避妊薬アクセスの諸課題を当事者・専門家と共に考える緊急院内勉強会を3月12日に衆議院第一議員会館にて開催します。詳細・ご参加はこちら(http://pilcon.org/info/20190312afterpill)をご覧ください。