3月20日 地下鉄サリン事件発生(1995年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

カルト教団オウム真理教が、東京都心を走る地下鉄の車内に毒ガスを散布し、13人が死亡、6000人あまりが重軽症を負うテロ事件が発生しました。

 

警視庁は、この有毒ガスを猛毒の神経ガス、サリンと断定し、陸上自衛隊は除染のため化学防護部隊を出動させました。

化学防護部隊
  出動した化学防護部隊 Photo by Getty Images

3月22日、警視庁は事件をオウム真理教による組織的犯行とみて、山梨県上九一色村の宗教施設などを強制捜査、5月16日に施設の隠し部屋に潜伏していた麻原彰晃 (松本智津夫) 代表を逮捕しました。

事件からはかなり年月が経ちましたが、さきごろ当時の実行役だった幹部などの刑が執行され、各方面で当時の事件を振り返る議論が交わされたのは、記憶に新しいところです。

彼らのなかには非常にレベルの高い教育を受けた者も多かっため、エリートがカルト教団の幹部となっていたことも耳目を集めました。

神経ガスの製造が高度な化学的知識がなければ不可能だったことを考え合わせると、知識をより良い方向へ生かすということの大切さを、改めて思わずにいられません。

【写真】駅構内に向う消防隊員
  駅構内に向う消防隊員 Photo by Getty Images