地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
1985年のこの日、国際科学技術博覧会(通称、科学万博)が、茨城県の筑波研究学園都市で開幕しました。
リニアモーターカーからロボットまで、先端技術を競うハイテク万博には、9月16日の閉会までのあいだに、2033万4727人が訪れたそうです。
じつは、ブルーバックスを発行する講談社も、この科学万博では小松左京をゼネラルアドバイザーに迎え「講談社ブレインハウス」というパビリオンを出展しています。
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人間の脳の100万倍というスケールで作られた円筒形の建物の天井には、ニューロンを模したLEDやグラスファイバーなどがはりめぐらされ、来場者が、さながら脳内探検ができるような趣向が凝らされていたそうです。

科学万博会場のパビリオン群。写真右奥の黄色い建物が講談社ブレインハウス photo by gettyimages