# 動画

「バズる動画を作ってください」は大間違い!「動画制作」7つの誤解

「流行りだからやってみよう」は失敗する

5G商用化の流れもあり、動画広告市場の拡大はとどまることを知らない。さらにはインターネット上だけでなく、街中のサイネージや電車の中など、あらゆる場所で動画に出会う機会が増えている。

しかし、流行しているからといってすぐに動画に飛びついてもよいのだろうか。弊社は創業5年目で3000本近くの企業動画を制作しているが、プロジェクトを進めていく中で制作側と発注側に齟齬が生じ、うまく進まないことが多々あるのだ。

動画はあくまでも「課題を解決する手段である」ということを見失ってしまうと、とりあえず作って終わり、ということにもなりかねない。今回は、実際に現場でよく直面するシーンを想定し、発注をされる方の誤解しがちなポイントを見ていきたい。
*なお、以下の動画も含め、本記事では読者の方がイメージしやすいように、弊社の制作事例を何本かご紹介する

WEBCM】TSUTAYA様 DISCAS&TV PR映像 from 株式会社プルークス on Vimeo.

誤解1 「とりあえずバズる動画を作ってください」

メディアにもよく取り上げられている〇〇万回再生・〇〇回リツイートなどというワード。

「競合が動画広告を出して〇〇回再生されている。自社のサービスでも同じような動画を作ればバズるはずだ」

そういったお問い合わせをいただくことがよくある。これは一番危険だ。

まず、「動画=バズる(SNSなどで拡散される)」が正解ということではまったくない。結果として反響を呼びバズにつながるのはよいことだが、バズること自体を目的にしてしまうと本来の課題解決にまったくつながらないのである。

サービスや商品を知ってほしいターゲットは誰なのか、どういった印象を持ってほしいのか、ブランディング目的なのか、問い合わせまでつなげたいのか。こういった点をあらかじめ決めておかないと、企画自体を立てられないだけではなく効果検証もできず、「動画を作って視聴してもらえたけど、意味はあったのだろうか?」となってしまうことが目に見えている。

また、バズを意識しすぎるあまりに企業イメージとかけ離れ、ブランド毀損を起こし炎上につながるという事態もありえるので、注意が必要である。

 

誤解2 価格を安く、納期を短く見積もりすぎ

「TVCMは高いけど、YouTubeって無料でも投稿できるし、その程度の動画なら安く簡単に作れますよね?」

こういった声もよくお客様からいただく。しかし、実際のWebCMもそこまで安いわけではない。相場より安価でご発注いただける弊社でも基本的には50万円〜、制作期間は1ヶ月半ほど見てもらうことが大半である。なぜなら、動画制作には多くの人が関わっているし、第一にTVCMより視聴してもらうハードルが高いため構成にも力を入れる必要があるのだ。

また、無理に完成させようとすると人員を削減したり工程を減らしたりしてしまうため、最善な動画を制作できず動画完成間近で「イメージと違う」などとなってしまうこともしばしば。余裕を持った予算組み・納期設定を行うことも、よい動画を制作する大きなポイントである。

【サービス】朝日新聞社様_Meeting Terrace_利用手順映像 from 株式会社プルークス on Vimeo.

こちらは、朝日新聞社が運営する「Meeting Terrace」というパートナー探しサービスの利用手順動画。弊社で制作させていただいたのだが、こういったアニメーションは一見シンプルな構成に見えるため、安く早く制作できると思われがちである。

しかし実際には、プランナー・ディレクター・シナリオライター・イラストレーター・アニメーター・ナレーターと数多くの担当者が関わっているだけでなく、構成やデザインも男女別の脳科学調査をもとに立てていたりと、裏側ではかなり手のこんだ仕掛けを作っている。そのため、制作期間・費用ともに発注側の想定を上回ることが多いのだ。