北欧・ノルウェーへ、まさかの3泊5日弾丸旅行を満喫中の写真家の千倉志野さんとFRaUライターJと。フィヨルドへのゲートウェイとして知られ、旧市街地には歴史が息づくベルゲンから旅はスタートしたばかりです。
7つの山々の懐に抱かれるこの街に来たからには自然を満喫したい……! そんな想いで向かったのは、街中にあるケーブルカー乗り場。これに乗れば約5~8分でフロイエン山の山頂へと(瞬間?)移動できるのです。 フロイエン山へのケーブルカーの中でパシャり。急斜面を登っていく。 ケーブルカーの車窓から。 標高320mのフロイエン山の山頂へ到着! 美しい街並みと、フィヨルドが織りなす風景にしばし見とれる。 山頂でトロルさん発見!
マウンテンバイクとカヌーで
自然と一つになる
山頂で私たち取材班を待っていたのは、ノルウェー全土で夏山トレッキングや氷河トレッキング、クロスカントリーなど大自然を舞台にしたツアーを企画主催している、フロイエン山ケーブルカーを運営するフロイバーネン社のグロさん。
今回は、フロイエン山でマウンテンバイクとカヤックに挑戦することになりました。おのおの、自分の身体に合うようマウンテンバイクを調整したら、サイクリングヤッホー!
さすがはマウンテンバイク。私がいつも乗っているママチャリと違って、山道でもスピードを維持したまま軽々と進んでいきます。 ノルウェーではいたるところで、フィールドワーク中の小学生たちを見かけました。小さい頃から、大自然と触れ合っているおかげで故郷を愛する心が育まれるのかな。
マウンテンバイクを走らせること約10分。針葉樹林と、水面に映り込んだグリーンがため息もののスコーマーケルディーケ湖に到着。
ここでガイドのクロさん、マウンテンバイクを降り、湖のほとりに建つ小さな無人の山小屋を持っていた鍵で解錠。その中にはカヌーとパドルたちが、自然を愛するアクティビストを静かに待っていました。
このスタイルはノルウェートレッキング協会流。ツアーの拠点には山小屋があり、有料会員(2017年料金は年間9240円 ※1NOK=約14円で計算)は自由に利用出来るシステムなのです。 カヌーを山小屋から移動させたら、ライフジャケットを身につけ…… 光の中へ漕ぎ出す!
パドルに心地よい水の重みを感じながら視線を上げれば、澄み切った空気の中で冴え渡る青空とグリーン。日頃のストレスが一気に湖の水に溶け出していく。 再びマウンテンバイクにまたがり、今度は、街並みを見渡せる展望スポットへ。ここから6つの山と、海、フィヨルドが見えます。 展望スポットで記念撮影をしていると、崖の小道を歩いてヤギさんたちが近づいてきました。フロイエン山では “草狩り(草はみ)” メンバーとして9匹を飼育しているんだって。 ヤギさんたちは、ケーブルカーに乗せられて山にやってきたそう。想像しただけで、可愛くてにやけちゃう。とっても人懐っこく、グロさんの手から草をはみはみ。
ヤギさんたちに癒され、マウンテンバイクを降りた私たちは、2016年5月にオープンしたばかりの山頂カフェ「Fløistuen shop and shelter」で、軽めのランチ。 カフェ店内にもヤギさんだメェーー!
大自然の中で食べる素朴な味のパンとコーヒーが美味しくて。ああ、もう東京に帰りたくない!
to be continued……
次は、いよいよ、世界遺産ネーロイフィヨルド・クルーズへ。
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Text:Riyua Joe(mogShore) Photo:Shino Chikura