乃木坂46メンバーであり、ファッション誌『CanCam』の専属モデルでもある松村沙友理さんが偏愛する、「アニメ」の魅力とは? ハマったきっかけや、影響を受けたオススメの作品についてお話を伺いました。
『ラブライブ!』を観ていたときは、
職業を忘れ、本気でアイドルに憧れました(笑)
コットンノースリーブニット¥26000/キーロ(マイアミ) サテンシャツ ¥23000、ワイドリネンパンツ¥26000/シック(フィル ザ ビル)
松村さんがアニメにハマったのは小学5年生のとき。2歳上のお姉さんの影響で観るようになったのがきっかけだとか。
「最初は『まほらば〜Heartful days〜』というマンガ原作のアニメにハマり、『パプリカ』や『涼宮ハルヒの憂鬱』といった話題作はもちろん、好きな声優さんや監督さんの過去作品もさかのぼるなど、どんどんのめり込んでいきました。大阪のアニメイトにも、毎日学校帰りに通ってました」
そんな松村さんですが、当時はアニメ好きということを周囲に隠していたのだとか。
「学校では誰とも共有できないから、毎日お昼の放送に匿名でアニソンをリクエストしてました(笑)。私は24年間ずっと、何もできないし、友達も少ない非リア充の人間として生きてきたんですよ。本質的には今だって全然変わりません。だからアニメが本当に心の支えで、かわいい絵にうっとりし、ギャグ作品に元気をもらい、ダークな作品を観ては暗い気分に浸っています。すぐ影響を受けちゃうんですよね。
『ラブライブ!』を夢中で観ていたときなんか、自分の職業も忘れ、本気でアイドルに憧れを抱いたくらいです。だから乃木坂46のライブに出たとき、『アニメと同じだ!』って、ステージの上で一人感動してました(笑)。
松村沙友理さんオススメの
4作品をpick up!
「『君の名は。』が空前のヒットとなり、大人の女性の中にも、アニメを観てみたい人が増えていると聞いて、うれしいです。私が代表して語るのもおこがましいとは思うのですが、まずは観てほしい特にオススメの作品をご紹介します!」(松村さん)
01.『ちょびっツ』
(2002年)/監督:浅香守生
CLAMPさんの絵が素敵すぎて、
宝石を愛でる気分
ⓒCLAMP・講談社 / ちょびっツ製作委員会
「美少女の姿をしたパソコンに男性がみんな恋をしてしまうというSF的作品。その世界に生きる生身の人間の女の子の葛藤や魅力も描かれていて、同じ女性としてグッと来ました。2000年代初頭の作品ですが、現代を予見してたかのよう。」 販売元: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン『ちょびっツ』Blu-rayBOX好評発売中! ¥30000
02.『たまこラブストーリー』
(2014年)/監督:山田尚子(京都アニメーション)
京都へ舞台探訪に
行ってみるのもオススメ!
©京都アニメーション/うさぎ山商店街
「『けいおん!!』で有名な山田尚子監督の作品です。主人公のたまこと、幼なじみの男子・もち蔵の不器用な恋愛が久々にキュンキュンきました。この二人は家が向かい側で、夜に糸電話でお話をしたりするんですよ。」 発売元:京都アニメーション・うさぎ山商店街 販売元:ポニーキャニオン Bluray¥7400、DVD ¥6600
03.『坂道のアポロン』
(2012年)/監督:渡辺信一郎
声優さんが良すぎて
高校生が大人に見える(笑)
©小玉ユキ・小学館/「坂道のアポロン」製作委員会
「絵も綺麗だし、男女の複雑な恋模様が描かれる王道の恋愛アニメです。すれ違う恋心がたまりません! ジャズがテーマになっている作品なので、原作マンガでは聴けなかった劇中曲が流れるのもアニメならではの魅力のひとつです。」 坂道のアポロン 第1~4巻 【初回限定生産版】DVD発売中 各¥5700 発売元:フジテレビ/東宝 販売元:東宝
04.『CLANNAD』
(2007年)/監督:石原立也(京都アニメーション)
「弱いまま生きていいよ」と
教えてくれる感動作
©VisualArt's/Key/光坂高校演劇部
「恋愛アドベンチャーゲームをアニメ化したもので、第1期、第2期と続いた人気作です。人生の困難に遭遇し、必死に生きるんだけど、そこまで強くなれずに逃げ出したりしちゃう人間の姿を描いてるというか……とにかく泣けます。」 コンパクト・コレクションBlu-ray ¥18500/ 2枚組 コンパクト・コレクションDVD ¥9000/ 3枚組(本編22話+特別編2話/ 576 分) 発売元:TBS・光坂高校演劇部 販売元:ポニーキャニオン
※フラウ2017年3月号より一部抜粋
PROFILE
松村沙友理さん
1992年大阪府生まれ。乃木坂46メンバー。2015年からファッション誌『CanCam』で専属モデルを務める。現在、乃木坂46の16thシングル『サヨナラの意味』が発売中。
●情報は、FRaU2017年3月号発売時点のものです。
Photo:Masato Moriyama(mili) Hair&Make-up:SACHIKO(KiKi inc.) Styling:Itsuka Watanabe Text:Takayuki Kiyota