食のスペシャリスト&グルメに精通する識者で構成される「FRaU Foodies」が、今イチオシの料理やスイーツなどをお届けします。今回は、モダンビストロ「サーモン&トラウト」のシェフ・森枝幹さんオススメのタコス。メキシコからやってきたタコス職人が作る、これまでにない味です。

Los Tacos Azulesの
タコス

「日本の食材や人に惚れ、メキシコから日本にやってきたタコス職人のお店。自ら輸入した青いトウモロコシの粒を製粉してトルティーヤにしているため、生地からトウモロコシの甘い香りが口いっぱいに広がります」

森枝さんオススメのタコスは、コース「タコスomakase」(¥7600)でいただけます。
 

同店のタコスは、3つの構造で作られています。

ひとつは森枝さんが言う通り、在来種のトウモロコシから作るトルティーヤ。アルカリ水で処理する伝統的なニクスタマル製法を用いています。もうひとつは、ローカルで旬なものを作った具材。そして3つ目は、それぞれに合ったサルサ(ソース)。これらが合わさって作られるタコスだからこそ、都度メニューは変わります。
 

コースで提供するタコスの一例。「TACO DE MIOU-DORI CON KIKUIMO SALSA」(美桜鶏のカルニータスに菊芋サルサのタコス)

例えば、「TACO DE MIOU-DORI CON KIKUIMO SALSA」。カルニータスとはメキシコでいうコンフィ。高温でカリッと焼き上げて仕上げることで香ばしさと食感がアップ。サルサには今が旬の菊芋をローストして使用しています。
 

コースで提供するタコスの一例。「TACO DE CALIFLOR」(カリフローレのフリッタータにチチャロンサルサのタコス)

「TACO DE CALIFLOR」は、卵の衣で揚げたカリフローレ(スティックカリフラワー)、豚皮をカリッと揚げたチチャロンを使ったサルサが絶妙の相性。コクのある味に仕上がっています。フェタチーズがアクセント。

「タコスをお寿司のようにしたい」と、店主のマルコ・ガルシアさん。確かに、旬の具材とそれに適した調理法と味付けで食べさせてくれる手法は、まさにお寿司。ネクストレベルを目指す同店のタコス。一度食べればこれまでのイメージが覆えること間違いなしです。

Los Tacos Azules(ロス・タコス・アスーレス)
東京都世田谷区上馬1-17-9
☎03-5787-6990
営業時間:18:00〜23:00、土10:00〜14:00、18:00〜23:00、日10:00〜16:00
定休日:月・火

PROFILE

森枝 幹 Kan Morieda
食通を唸らせるモダンビストロ「サーモン&トラウト」のシェフ。シドニーの有名店「Tetsuya’s」で修業した経験を持つ。世界のスパイスや食材にも精通する若き食のプロ。


Photo:Kat Odell(料理写真)、Mitsue Yamamoto Illustration:YUGO. Composition:Ken Namba