特別なツールやテクニックは不要! 地眉を最大限に活かしながら、抜く・剃る、描くのシンプルな2STEPで完了できる。ぜひトライしてみて。
Step1「抜く・剃る」
細眉で一番気をつけるべきは、90年代を彷彿とされる〝古さ〞。当時は毛流れや表情筋を無視したカタチだけの細さのため、今そうなると途端にダサくなるので注意して。抜く&剃る作業で最終形の細眉にしようとせずに、あくまで〝細めに整える〞くらいの考え方が丁度いい。
START
1ヵ月前に我流で細眉にしてから、伸ばし中。濃すぎず薄すぎず、毛流れはやや下向き。
01.
スクリューブラシで毛流れを整える
いきなり毛を間引くのは禁物。眉毛のクセや絡まりを毛流れにそってブラシで一度整えることで、自分の眉がどんな状態かをチェックする。
02.
抜くべきところをチェック
ストレート眉の枠からはみ出た部分は抜いてもOK。ただしその毛の根元が枠内にある場合は、スキマが空くので抜かないで!
03.
細くするのではなく
ラインを整える感覚で余計な毛を抜く
04.
上のうぶ毛を剃ってストレート感を強調
電動シェーバーや眉用の小さいカミソリで、眉の1㎜上側まで直線を意識しながら剃る。ここで眉の形を作ろうとすると、不自然に。
05.
「抜く・剃る」がFINISH!
<WE USE IT!>
1. 適度な硬さのナイロン毛で、眉毛をしっかりキャッチ。ブラッシュ 11 ¥1200/エレガンス コスメティックス
2. こだわり設計の先端で、どんな細く短い毛も逃さない。アイブローニッパーズ 211 ¥1300/資生堂
3. 小さな刃先のアタッチメント付きで、細かい部分もスムーズ。フェイスシェーバー TL224 ¥1980(編集部調べ)/テスコム
Step2「描く」
使用するのは、アイブロウパウダーのみでOK! ペンシルやリキッドで描くと、濃くなりすぎたりシャープになりすぎたりしてしまう。また、眉が細いからこそ、パウダーで柔らかさを演出するのが今っぽさのカギ。1色づかいで、塗る順番による自然なグラデを目指して。
06.
眉山を確認
ビックリ顔や眉をキュッと上にあげたときに高くなる部分を眉山に設定すると、一番自然。鏡を真正面に見て確認を。
07.
黒目上から描き始めると自然なグラデに
眉毛は色みが均等じゃないほうが自然。まるで生えているように見せるためには、素眉の濃淡に沿って塗ろう。まずは一番濃い黒目上から眉山に向かってパウダー中央のブラウンをのせていく。
08.
残ったパウダーで眉頭を描く
ブラシにパウダーをつけ足さずに、残りで眉頭を描けばOK。ごく淡いブラウンがふんわりのって、ほどよく引き締まるぐらいを狙って。
09.
眉山まではまっすぐ。
アーチをつけないで
10.
眉尻は目尻の角度より少し上向きに
11.
最後は必ずブラシで馴染ませる
①の眉頭は上へ、中間②は眉山に向かい、眉尻③は斜め下に、スッスッとスクリューブラシでとかしながら、パウダーのムラを整えていく。
<WE USE IT!>
1.コシのある筆先と、絶妙な厚みで眉が描きやすい。# 266スモール アングル ブラシ ¥3700/M・A・C
2.粉質が柔らかく、ベタつかないのにしっかり密着。ブロウクチュール パレット 1 ¥6900/イヴ・サンローラン・ボーテ
▼前回の記事はコチラから!
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Photo:Shohei Kanaya(model), Ryoichi Onda(still) Make-up:Tomoe Nakayama(Three PEACE) Hair:Yutaka Kodashiro(mod’s hair) Styling:Mana Takizawa Model:Reika Yoshida, Keiko Hirota Illustration:Kaori Kamiya Text:Kazuko Moriyama